どうして男性は支配欲が強いの?その心理を覗いてみよう

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基本的に男性は、支配欲や独占欲がとても強い生き物だと考えられています。
でも、どうしてそこまで拘りを見せるのか、女性にはちょっと謎ですよね?
なので今回は、支配欲などの強い男性のその心理を覗いてみましょう。

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加藤瞳
加藤瞳
2024.03.09

支配や独占が「満足感」

スーツを着た男性出典:www.shutterstock.com

男性は一人の女性を獲得した結果、当然とても嬉しそうであたかも恋愛が成就したことを喜んでいるかのように見えますが、その内面は支配欲が満たされた結果の喜びであることが多いようです。

男性は本能からか、支配や独占に満足感を覚える傾向があって、それこそが至上の喜びであることも決して少なくないのです。

それにしても、男性はどうしてそこまで支配や独占に拘りを見せるのか、女性にはなかなか分からない部分だと思います。

彼はどうしてこんなに自分を支配したがるのか、また独占したがるのか、「共有」が行動原理になる女性からすると、男性の支配欲というのは理解の外だと思うのです。

なので今回、どうして男性はそこまで支配欲が強いのか、その理由や心理について触れてみますので、男性を今以上にもっともっと深く理解してみましょう。

それで、あなたの大切な彼の思うところにも気付ける可能性がありますので、それにより関係の発展に役立てられるかもしれません。

自分こそが「No.1」

シャンパンを飲むカップル出典:www.shutterstock.com

嫉妬は常に一番でありたがる傾向があって、恋愛で言うなら「特定の女性から一番に好かれたい」が当てはまると思います。

「そんなの当たり前」「恋愛対象から一番好かれたいなんて普通」と思われるでしょうが、逆にこのように言うと分かりやすいのではないでしょうか?

「元彼が一番印象に残ってる」というセリフ、どう思いますか?

女性でも、男性にこれを言うのはさすがに気が引ける方が多いでしょうけど、少なくない割合で意外とこのようなセリフを言ってしまうことがありますよね。

女性に置き換えてもこのようなセリフは怒りの対象になりますけど、男性の場合は怒りに加えてとんでもない嫉妬を抱えることがあるのです。

要は、現在はもちろん過去も含めて、自分が一番好きであってくれなければ、自分がNo.1でなければならないのです。

自分がNo.1であって初めて相手を支配できている実感が沸き、No.2以降では目の上のたんこぶがあることから、相手を完全に支配できないと男性は考える訳です。

女性であれば、そこから頑張ってもっと好かれるように努力をしたり、一所懸命になったりすることがありますが、男性の多くはそうなりません。

付き合っている今の時点でNo.1でなければ、一番好かれていないのであれば意味はない、相手を支配できていないから満足感も得られないので、その恋愛自体がナンセンスになるのです。

一人の男として、オスとして一番上に序列されていなければプライドが傷付き、最悪別れることも視野に入れることもあるようです。

よくエッチの最中、彼女がうっかり元彼のエッチの方が上だったようなことを暗に示してしまい、それが元で関係が破綻したなんて意外と少なくありません。

それを女性は、男性のことをデリケートと言うことがありますが、それは男性にとってNo.1が覆った、またNo.1になれなかった現実により支配欲が崩壊して、がっかりしただけなのです。

ですので今いる目の前の彼に対して、1ミリも「2番目以降」を匂わせないようにして、常にNo.1をアピールしておくことで、上記の破綻は避けられるものだと思います。

同性に負けたくない

手すりに腕を乗せる男性出典:www.shutterstock.com

一人の女性を取り合う男性二人……。
世間において、今でもよくある光景だと言えます。

ですがその光景、女性が思うよりも男性二人の心情は穏やかでなく、相手に負けたくないという気持ちを強く持っていることが多いようです。

端的に言うと、「自分以外の同性に負けたくない」んですね。

男性にとって「負け」は、自分のアイデンティティを崩壊させてしまうきっかけになりえますので、そこは絶対に勝たなければならないのです。

そこで勝ったあかつきには、同性に勝った上に一人の女性をモノにしたという満足感!
要は支配欲が生まれる、満たされる訳です。

なお、例えば一人のとある男性が、ものすごい美女を彼女に持っていたとして、街ゆく男性がその彼女をチラチラと見ているシチュエーションがあったとします。

これも、男性の「同性に勝った」が元になる支配欲を満たす要素になります。

理由は、「お前たちの手が届かない女が俺の元にいる」という心理が男性に働き、そこはオスとして周囲のオスに完全に勝利しているという発想になるのです。

あらゆるオスを差し置いて、自分がこんな美女を彼女にしている、支配しているという状況は男性にとって、確かな満足感となるでしょう。

では逆に、容姿が月並みだったり周囲より容姿が劣っている女性に対して、男性は支配欲を抱くのか疑問になります。

実はそのケースでも、「彼女に別の男からのアプローチがあれば」「別の男からモテた形跡があれば」、支配欲を抱くようです。

要はこの場合、自身と彼女だけで関係が完結していれば支配欲という概念は生まれませんが、第三者の介入で「自分が勝っている」という事実が認められれば、男性は支配欲が生まれるのです。

なんとなく近頃マンネリで、関係の進展が滞っているのなら、彼の友人などと関わりを持ってみて、彼の支配欲を焚きつけるのもいいかもしれません。

たとえ友人であっても、別の男が近付けば独占しようとしたり、支配しようとすることが男性には多いので、ちょっとしたカンフル剤的な意味でそんな行動もアリかと思います。

主導権は自分にある

階段をのぼる男性出典:www.shutterstock.com

支配欲の強い男性は、男であるからこそ自分が上、主導権は自分にあると考える節が少なくありません。

何せ支配している、支配したいと考えている訳ですから、物事を決めるのは自分なのです。

分かりやすく言うと、彼女を「支配下」に置きたいんですね。

彼女を自分の手元にしっかりと置いて、彼女がフラフラしないよう確保したいがために、自分で管理しようとする心理なのです。

極端なものになると、彼女の意見を全く聞かずに自分だけで何もかもを決めたり、相談もなしにどんどん物事を進めて行ったりと、困った行動を起こすことも少なくありません。

これは彼女を支配している、自分の管理下にあるという考えが元になっていて、そしてそういった行動を実行することで満足感を得ているのです。

女性としてはムっとしてしまいますが、好意的に考えると「リードしてくれている」とも捉えられますので、それはそれでメリットもありますので一概に全て否定するのも勿体ないことだと思います。

それと男性は、女性と付き合うと「自分が頑張らなければならない」と思う傾向があり、それは恋愛に不慣れな男性と付き合った経験があれば、おおよそ想像がつくと思います。

これについては、先にある支配下どうこうよりはマイルドであるものの、それもまた主導権を自分に置きたい気持ちの現れであって、そこはやはり支配をしたい訳です。

どのような男性にもこの傾向はありますので、如何に男性の支配欲が強いかがお分かりいただけるかと思います。

自分に自信がない

外を眺める男性出典:www.shutterstock.com

自分に自信がないのに支配欲?と考えると思いますが、自分に自身がないからこそ彼女を支配したいという、ちょっと屈折した発想を持つ男性も多いみたいです。

自分に自信がないと、普通は行動は控えめになりそうなものですけど、この場合の男性は彼女で支配欲を満たして、ちょっとでも自分の自信に繋げるようにしているのです。

理由は、まず自分に自信がない男性というのは、過去あまり良い境遇で生活をしていない、あまり周囲の間で優位なポジションにいたことがないのが想像できます。

でも男性はプライドが高いので、その状況はとてもストレスになってしまうので、どこかでそれを発散したり代替手段を考えなければなりません。

そこで彼女に対して支配欲を強めることで、「俺は一人の女を自由にしているぞ」なんて考え、代替ではありますが満足感を得るのです。

彼女の立場としてはうんざりですが、そもそも自信がないタイプで押しが強くないので、支配欲と言ってもかわいいものだったり、実質の影響がないので問題はありません。

先のとおり若干屈折はしているものの、あくまで自己満足の域で支配欲を持っているだけですので、放っておいても何ら害はないでしょう。

支配欲が崩れる瞬間

サイドテーブル出典:www.shutterstock.com

これまで、男性の支配欲についてやその心理を暴きましたが、逆にその支配欲が崩れる瞬間などあるのでしょうか?

それは、最初の項目であるNo.1のくだりに秘密が隠されています。

男性がNo.1でなければならないのは先のとおりですが、そのNo.1が崩れてしまうような出来事であっても、返り咲きができるのであればそこは問われません。

問題は、「どうあがいてもNo.2以降」の状況となってしまう場合なのです。

分かりやすい例えを出すなら、「エッチ」です。

一人の女性が支配欲がとても強い男性と付き合ったとして、関係を深めてそういう行為に行き着いたとします。

この時点で、おおよそ会話内容から過去に経験があったり、エッチの経験数などは把握できるはずなのですが、男性は彼女を信じて初めてであると決めつけていました。

でも実際行為に及んで彼女が初めてではない、元彼とすでに経験済みであったとなると、それは決して「初めて」ではなく2番目以降となります。

このケース、男性によっては絶対に受け入れられない場合があるのです。

エッチに関しては、過去に経験があった以上それは「経験済み」であって、それを覆すことは不可能です。

先に経験があることから「同性に負けた」という考えと、自分が初めての相手になれなかったことから、支配欲を満たすことが不可能になるのです。

「初めてじゃなかったらどうして支配欲が満たされないの?」

これが女性の大筋の意見だと思いますが、男性は女性に対して「初めての男になりたい」という理想を持っていることがあります。

要は「初物」を好む傾向が強く、そうでない女性は「手垢が付いている」「中古」という概念を持ってしまい、支配欲を満たす相手ではなくなるのです。

何せ他の男の手垢が付いていると思っているのですから、完全に自分に染めることができない、だから本当の意味で支配できないと考えてしまう訳ですね。

もっとも、これまでのやりとりで気付こうとしなかった男性にも問題がありますが、内容がデリケートなのと、そもそもNo.1希望の男性であれば元彼の話なんて一切聞きたくないでしょう。

その事により、案外ありえる現象なのですけど、男性はそういった本音を女性には一切言わないので、ショックを堪えて当面は黙って一緒にいることでしょう。

ですが、No.1になれない現実や支配欲が全く満たされない状況が不満になり、やがて彼女への風当たりが強くなって、結果別れることになるのです。

逆に彼女が初めてである場合、男性の支配欲はどんな状況よりも際立つことになります。

本当の意味で自分色に染めることができる、他の男の手垢が付いていないまっさらな状態であるのは、支配欲が強い男性からすると大変喜ばしいことなのです。

だから、自分の支配欲をぶつけつつも大切にしようとしますし、彼女側に多少の問題があったところで多くは目をつむり、努力しようとします。

それは支配欲が強いという考えから反していますが、この手の男性が最も難しいと思っている「初めて」をクリアしているので、それだけで支配欲の大半が満たされているのです。

なので他の支配欲を満たせる部分は案外おざなりで、如何にその部分にウエイトを置いているかがよく分かると思います。

女性にとっては納得できないところですが、こういう男性の少なからずですので、この項目の兆候が見られる男性は最初から除外した方がいいでしょう。

もしそれが彼氏ならとても残念なことですけど、時間を掛けて受け入れてくれることもありますので、諦めないようにして下さい。

満たしてあげれば良い彼氏に

男性の全てが、今回の内容のように支配欲が強い訳でもありませんが、少なからず男性は支配欲が強めで、そこは女性には分からない部分です。

なので、付き合う側としてはとても大変なのですが、逆に考えると支配欲さえ満たしてあげれば何ら問題はなく、むしろ良い彼氏のままでいてくれることでしょう。

満たしてあげるのが難しいものもありますが、できないところはとりあえずできなくてもいいので、できる部分を徹底的にフォローしてあげれば、男性はそれで十分に満足します。

最後の項目については1か0ですので、経験済みの方はさすがにどうしようもありませんが、そんな男性ばかりじゃないのはお分かりいただいていると思いますので、ケースバイケースで行動して下さい。




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