【ゾッとする怖い話】このホテル、何かおかしい。出張先で起きた恐怖体験

Lifestyle

出張先のホテルで、深夜に自分の部屋へ戻った時でした。
カードキーで開いた部屋にいたのは見知らぬ女性。
酔って間違えたのかと思ったのに、部屋番号も宿泊者情報も間違っていなかったんです。

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味醂
2026.05.20

地方のホテル

ホテルの廊下出典:www.google.com

出張先のホテルで体験した話です。

久しぶりに会う支社の人たちと飲みに行って、ホテルに戻ったのはかなり遅い時間でした。

自分の部屋の前でカードキーをかざすと、ランプが点滅してドアが開きます。
そのまま何も考えずに部屋へ入った瞬間、ベッドに人が腰かけているのが見えました。

目を凝らしてみると、それは若い女性でした。

確認

お互いびっくりして、2秒くらい謎に見つめ合いました。
僕は一気に酔いが冷めて、「うわ、すみません!」と謝って、すぐにドアを閉めたんです。

閉めてからおかしいことに気づきました。

交流会があるのはわかっていたから、酔って迷わないようにスマホに部屋番号をメモしてたんです。
間違いなく僕の部屋ですし、しかも今、カードキーで普通に開いたよな?と。

自分で思ってるより酔ってるのかもしれない。
いったんエレベーターでフロントまで戻りました。

フロントの人に事情を話すと、あからさまに困った顔をされました。
酔って部屋を間違えた客だと思われたんでしょう。

でも確認してもらうと、やっぱり僕の部屋で間違いなかったんです。
予約簿にある宿泊者は僕ひとりだけで、カードキーの追加発行もないと。

じゃあ、さっき部屋にいた人は誰?

ひとりで戻るのが嫌で、お願いしてフロントの方に一緒に部屋まで来てもらいました。
先程と同じようにカードキーをかざすと、やっぱり普通に鍵が開きます。

ベッドから浴室、クローゼットまですべて確認しましたが、誰もいないし、置いてある荷物も僕のものしかありません。
窓も閉まっているし、隠れられるような場所もありませんでした。

やっぱりおかしい

ベッド出典:stock.adobe.com

絶対見間違いじゃないんです。
ちゃんと「知らない女の人だ」ってわかるくらいには目が合ったし、向こうもびっくりしたふうでしたから。

気味が悪くて、シャワーを浴びる間もベッドに入ってからもテレビをつけたままにしました。
眠いのに神経が張っていて、なかなか寝つけません。

でも、明日も仕事だし、寝ないと。
そう思って無理やり目を瞑って少しした頃です。

枕元の内線電話が鳴りました。

やっぱりなにか部屋の案内に手違いがあったのかもしれない。
受話器をとりましたが、 なにも聞こえてきません。

切れた?間違い電話か……?
こんな時間に変だな、と思いながら受話器を耳から離しかけた時でした。

「ねぇ、さっきどうしてドア閉めたんですか?」

女性の声でした。

投げるように受話器を置いて、寝間着のまま財布とスマホだけ持って部屋を飛び出しました。
その日は近くに住んでいる同期の家に逃げ込みました。

それからもたびたび出張はあるのですが、あのホテルだけは選ばないようにしています。

※この物語はフィクションです。
※この記事に使用している画像はイメージです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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子どもの頃から怖い話が好きで、ホラー小説やネット怪談など、文章作品を中心に親しんできました。映像作品の痛そうな表現や急に驚かせる演出は少し苦手ですが、想像がふくらむ怖さや、日常の違和感が少しずつ不穏さを増していくような話に惹かれます。読んだあとふとした瞬間に思い出してしまうような“あとから効いてくる怖さ”を大切にしています。

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