横浜ビー・コルセアーズ キング開

驚異的な身体能力で魅せるバスケを。プロバスケットボール・キング開選手

Lifestyle

2022年9月29日(木)より開幕するプロバスケットボールリーグ【B.LEAGUE(ビーリーグ)】。B1クラブの1つ『横浜ビー・コルセアーズ』に所属する注目選手、キング開(きんぐかい)選手に4MEEE(フォーミー)単独インタビューが実現!
選手としての魅力から、他ではあまり見られないプライベートな姿までたくさんお届けします。

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2022.09.29

バスケット・キング開選手に4MEEE単独インタビュー!

横浜ビー・コルセアーズ キング開

男子プロバスケットボールリーグ【B.LEAGUE(ビーリーグ)】のB1クラブの1つである『横浜ビー・コルセアーズ』。そのクラブに2021-22シーズンからプロ選手として加入し、今年2年目を迎えるキング開(きんぐかい)選手。

2022年3月に専修大学を卒業したばかりのキング選手に、プロ選手としてのバスケットボールへの向き合い方からプライベートのことまでたくさん聞きました。スポーツのことはあまりわからない……という4MEEE読者でも、きっとキング選手のトリコになっちゃうはず!

バスケットと出会ったきっかけ

————まずは、今までのスポーツ経歴を教えてください。

「幼稚園生のころまでは、実家の近くに米軍基地があって、そこでシーズンごとにいろいろなスポーツができるようになっていたのでそれに参加していました。バスケはもちろん、アメフトや空手など特定せずに幅広く。

小学校2年生のときに、ミニバスケットボールクラブに入って、そこからはずっとバスケ一筋。両親ともにバスケをしていたので、家のテレビではずっとバスケの試合が流れていたり、小さいバスケットゴールが設置されていたり。だから、特に意識せずともバスケは身近な存在で、自然とするようになりました」

————本格的にプロを目指そうと思ったきっかけは?

「小さい頃からプロになりたいとは思っていたけど、現実的になったのは大学2年生のとき。母校は専修大学で関東大学バスケットボールリーグの1部に属していました。この1部というのが、プロの一歩手前くらいにレベルが高いチームばかりなんです。そんな環境で、段々と試合に使ってもらえるようになってきて自信がつき、職業としてプロを目指そうかなと思いました」

横浜ビー・コルセアーズ キング開

————実際にプロ入りして感じたことは?

「大学とは感覚が全く違いましたね。海外からもすごい選手がたくさん来ているし、僕が所属する横浜ビー・コルセアーズはB1にいて日本の中でもトップリーグなので、上手な選手がいっぱいいます。なかなか大学のときのようにスムーズにいっていないこともありますが、自分にとっては今がゴールではないので、もっと上を目指さなきゃなと思っています」

————これまで数々の経験をされてきて、一番印象に残っている試合はありますか?

「一番うれしかった試合でいうと、高校3年生のときのインターハイの予選ですね。神奈川県は上位4校になったらリーグ戦になって、そのうちの2校がインターハイに出場できる仕組み。僕がいたアレセイア湘南高校が厚木東高校とあたり、勝てばインターハイ出場が決まるという大事な試合。最後まで接戦だったんですけど、見事勝つことができました。

そのときに、自分にとってのインターハイ初出場が決まった瞬間だったので、一番印象深く今でもとても嬉しかったなと思いますね。その試合を今日練習していたこの神奈川県の平塚総合体育館でやったので、ここに来るたびにその時の思い出が蘇りますね」

————今まで挫折した経験やうまく行かなかったことはある?

「スポーツ選手は誰しも経験していると思いますが、小学校、中学校、高校、大学とそれぞれステージが変わるごとに、挫折を経験しました。大学でいえば、1年生のころは全く試合に出られず、でもプロになりたいという夢があったので、諦めきれず。

大学3年生のときにビーコルに特別指定選手として加入したのですが、そのときもなかなか試合には出られず……。大学の同級生は他のチームで活躍しているし、そういう悔しさや焦りを味わいましたね。

でも、そのときも“今”がすべてではないと思っていましたし、我慢をして頑張ろうという方向に気持ちを持っていっていました。いつ名前が呼ばれてもいいように、ひたすら練習と準備をしていましたね」

横浜ビー・コルセアーズ キング開

キング開選手の“いま”

————プライベートについても知りたいです!バスケ以外ではまっていることはある?

「これが今の悩みというか……ずっと趣味がないんですよね。強いて言えば歌を唄うことは好きかな。お父さんが歌手をしていて、小さい頃からずっと歌を聞いてきたし僕も好きでした。だから、カラオケにはよく行きますね。ジャンルは問わず、洋楽も流行りのJ-popも、昔の曲もいろいろ。シャワーを浴びているときに熱唱してストレス発散させる、というのもよくやっています(笑)。

あとは、最近はよくアニメを見ます。特に僕が小さい頃に流行っていたTVアニメ『NARUTO-ナルト-』に今ハマっていて、全話720あるのですが動画サイトで1話から見直しています」

————ご自身が思う、“キング開”の強みとは

身体能力を生かしたプレーですね。父がアメリカ人で母が日本人のハーフなんですが、日本人とはちょっと違った身体の強さを持っていると思います。同じポジションの日本人選手に負けないスピード感や瞬発力があるので、そこは僕の強みかなと」

————“バスケットボール”自体の面白さはなんだと思いますか?

「数あるスポーツの中でも、バスケは点数がたくさん入りますし、展開も早く、見ていて飽きないかなと思います。プロだと高く跳んでゴールの真上からボールを叩き込むようなダンクシュートが度々見られたり、軌道を追うのが難しいほどテクニカルなパス回しがあったり。何もわからなくても、試合を見ているだけでも楽しめるのではないかなと思います。

あとは、どのスポーツにも共通しますが、応援したい選手ができれば、活躍している姿に勇気や感動をもらえる。心が動く体験ができるのは、スポーツ観戦の魅力ですよね」

————2022-23シーズンが9月29日(木)に開幕し、横浜ビー・コルセアーズは10/1(土)に初戦を迎えますが、今のコンディションは?

開幕までのオフシーズンは、アメリカでトレーニングをしたり、3x3(スリー・エックス・スリー)バスケットボール(U23)の日本代表として海外選手と戦ったり。いい経験とトレーニングが詰めたのかなと思っています。チームの士気も高まってきていますし、今シーズンを迎えるのが楽しみです」

横浜ビー・コルセアーズ キング開

————キング選手のここに注目して欲しい!というポイントは?

「バスケは得点を決めるのは1人なので、その人に注目しがちなのですが、ゴールを決めるためにもいろいろな過程があります。例えばボールがコートから出ないように(自分がコートから)飛び出すくらい追いに行ったり、リバウンドを取るためにゴール下に飛び込んだり。得点には直接つながらないようなプレーも泥臭くやっていくので、そこも見ていてほしいですね。チームに勢いをもたらせて、間接的にチームに流れを持っていけたらと思っています」

————選手として、これからの目標を教えて下さい。

「これはバスケを始めた頃からの目標ですが、日本代表としてプレーすること。3x3でも日本を背負ってもっと戦っていきたいし、5人制でも日本代表を目指したいです。あとは、海外のリーグにも挑戦してみたいともずっと思っているので、叶えられるように頑張ります」

————バスケ以外でこれからやりたいことは?

「いい趣味を見つけることかな(笑)。誘われたら遊びには行くけど、自分からはなかなか誘わなんですよね。

自然は好きなんですが、行くまでがめんどくさくて(笑)。まだ運転免許持っていなくて、移動手段が限られているからインドア気味になっているのかも。だから、まずは免許を取ることが目標ですね!今は仮免許まで取っているので、今年中には取得できるはず。免許を取ったらいろんなところに行って、いろんなことをして、趣味を見つけたいです」

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開幕直前という貴重なタイミングでのインタビューでしたが、快く答えてくださったキング開選手。練習中もチームメンバーと仲睦まじい様子で、皆さんから愛される存在なのだなと感じました。そんなキング選手が所属する横浜ビー・コルセアーズの2022-23シーズンの開幕戦は10/1(土)(アウェー・広島戦)。そして、ホーム開幕は10/15(土)に横浜国際プール(横浜市都筑区北山田)にて行われる名古屋D戦です。

バスケットやスポーツには縁がなかったという人でも、1度見たらその迫力に圧倒されるはず。ぜひ、今シーズンはキング選手と横浜ビー・コルセアーズを応援しましょう♡

 

◆キング開・きんぐかい/プロバスケットボール選手 横浜ビー・コルセアーズ公式HP
2000年2月29日生まれ。神奈川県横浜市出身。
中学生時代、高校時代とも横浜ビー・コルセアーズのユースチームに所属。大学は専修大学に進学し、2年次にはU-22日本代表候補に選出される。2021年1月〜3月まで特別指定選手として横浜ビー・コルセアーズに在籍。大学4年次にはチームキャプテンを務め、数々の大会で得点王や優秀選手に選ばれる。2021年12月にクラブ初のユース出身選手として、横浜ビー・コルセアーズと選手契約をし、2022年3月に専修大学を卒業。2022-23シーズンも横浜ビー・コルセアーズの一員として活躍が期待されている。

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