バスケットボール・テーブス海選手に4MEEE単独インタビュー
男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(ビーリーグ)」B1クラブの1つ『滋賀レイクス』。2022-23シーズンが佳境に入ったいま、チームの中心選手であるテーブス海(てーぶすかい)選手が4MEEEの単独インタビューに応じてくれました。
スポーツやバスケットボールとは無縁……だという方でも心配御無用!
2020-21シーズン 最優秀新人選手賞、2021年のB.LEAGUEバレンタイン企画「モテ男No.1決定戦」でファン投票1位と、実力も人気もトップクラスのテーブス選手のことを知れば、あなたもファンになること間違いなし。
他では見られない優しくて穏やかなテーブス選手に注目です。
バスケットボールをはじめたのは偶然だった。
テーブス選手のスポーツ経歴
————いまや日本のバスケットボール界に欠かせない存在であるテーブス選手。幼少期からいまに至るまでのスポーツ経歴を教えてください!
「最初にはじめたスポーツはサッカーでした。幼稚園のときから小学校低学年のころまではサッカーに夢中で、プロサッカー選手になることが夢でしたね。小学4年生のころ、一緒にサッカーをしていた友だちが学校の休み時間にバスケットボールをしはじめたのをきっかけに、自分も参加するように。その時から、いままでバスケットボール一筋です。
父は元プロバスケットボール選手ですが、自分がバスケットボールを好きになったことに関しては家族の影響は全くないです。シンプルにサッカーよりもバスケットボールのほうが自分に合っていたなと当時もいまも思っています」
————これまでのバスケットボール人生において、最も印象に残っている試合は?
「昨シーズンの『日本生命 B.LEAGUE FINALS 2021-22』の琉球ゴールデンキングスとの最終戦*。その試合に勝てば年間チャンピオンになるという大事な試合で、途中出場をしました。何本かシュートを連続で決めてチームに流れを引き寄せ、結果的には優勝することができました。
チャンピオンになるという経験ができたことは自分の人生の中でも大きいですし、これからもその経験が糧になっていくと思います」
*……2020年から2022年まで宇都宮ブレックスに所属
————たくさんご活躍されている印象ですが、挫折した経験はありますか?
「もちろんたくさんありますよ。高校2年生のときにアメリカに渡り、レベルの高い大学から奨学金をもらいプレイすることを目標にしていました。ですが、なかなかオファーが来ず……。この耐えていた時期は辛かったですね。
それでも諦めたらそこで終わりなので、自分を客観視して『たぶん大丈夫だろう』と冷静にポジティブに考えて踏ん張りました。挫折を経験するからこそ、強くなれるところがあると思います」
“モテ男No.1”の趣味と恋愛
————バスケットボールにストイックなのはひしひしと伝わってくるのですが、他に趣味やハマっていることはありますか?
「バスケットボール以外でいうと、趣味はゲームですね。自宅にはゲーミングモニター2台とゲーム用のパソコン、ヘッドホンを完備していて、多いときは1日3〜4時間プレイしています。昔からゲームは好きだったのですが、親はあまり買ってくれなかったので、大人になってから自分で全部揃えました(笑)。
Apex Legends(エーペックス レジェンズ)などのシューティングゲームが好きで、家にいる時間はほとんどゲームをしています。
かといって、インドア派というわけでもなく、同じチームの星野京介(ほしのきょうすけ)選手と川真田紘也(かわまたこうや)選手とは3人でよく温泉に行きますよ」
————ご活躍されている3人が一緒にいたら大騒ぎになりませんか?
「確かに目立ちはします。特に川真田選手は身長が2m超えているので必然的に(笑)。だけど、滋賀のファンの方々は本当に優しくて、プライベートをリスペクトしてくれるので見かけてもそっとしておいてくれるんです。だから、外でも過ごしやすいですしリフレッシュもできています」
————“モテ男No.1”にぜひ聞きたいのですが、ずばり好きなタイプは?
「改めて聞かれると難しいですね(笑)。強いていうなら、余裕のあるしっかりとした年上の人がタイプかな……」
————では、最後に今後の目標を教えてください!
「選手としての目標は昔からずっと変わらないのですが、日本代表に定着することとチームのBリーグ優勝です。
バスケットボールは他のスポーツと違って展開がものすごく早いので、見ていて飽きないと思います。点差が離れていたとしても追いついて追い越すなんてこともよくあります。だから、バスケットボールを知らない人でもまずは観に来てほしいですし、プレイの迫力を肌で感じてほしいですね。
滋賀レイクスは若い選手が揃っているので、元気でパワーあふれる姿をお見せできると思います。
プライベートの目標は、“いいお父さん”になることかな。結婚の予定はまだないですし、早くしたいともいまは思っていないのですが、ゆくゆくは考えていきたいです」
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2022-23シーズンの終盤である貴重なこのタイミングで快くインタビューに応じてくれたテーブス海選手。朗らかながらも冷静に分析しながら話されている姿が印象的でした。
そんなテーブス選手が所属する滋賀レイクスは、4月29日(土)・30日(日)に滋賀ダイハツアリーナで宇都宮ブレックスとのホーム最終戦、5月6日(土)・7日(日)に京都ハンナリーズとのアウェイ戦を控えています。GWの予定が決まっていない方、ぜひ滋賀レイクスの応援へ行ってみては?
◆テーブス海・てーぶすかい/プロバスケットボール選手 滋賀レイクス公式HP
1998年9月17日生まれ。兵庫県神戸市出身。
高校2年のときにアメリカに渡る。最終学年のシーズン前にNCAA1部のノースカロライナ大学ウィルミントン校に入学。2018年・2019年、日本代表候補に選出されウィリアム・ジョーンズカップに出場。2019年の帰国後、2020-21シーズンから宇都宮ブレックスに所属。同シーズンに、最優秀新人賞・新人賞ベストファイブを受賞。2022年7月、FIBAアジアカップ出場。2022-23シーズンより滋賀レイクスに移籍。
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Photographer : Chiai
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