30歳独身女性、手取り26万円「将来が不安。収入をもっと上げるべき?」【リアル家計簿のぞいてみた】

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読者から寄せられたリアルな家計簿を大公開。家計簿の収入と支出の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【30歳一人暮らし女性】

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sino
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2023.12.22

【リアル家計簿】30歳独身女性の場合

質問者の家計簿

相談者は、30歳の独身女性、職業は看護師。

独身なので美容や娯楽にお金を使えています。将来の結婚や育児費用が不安です。もっと収入をあげなければいけないでしょうか?

解説するのは……

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています

GOODポイント

まず、相談者さんの家計簿を見ると、手取り収入の約2割にあたる50,000円を貯蓄にまわせているところが素晴らしいですね。

さらに、旅行のためということで特別費として、毎月20,000円を別枠で管理できているところもGOODです。

被服費10,000円、美容費15,000円、交際費8,800円、娯楽費13,500円といったゆとり費のバランスも良いですね。

すべて合計するとゆとり費が47,300円とやや高額になりますが、独身の今しか楽しめないことを充実させつつしっかりと貯蓄ができているので家計管理はかなり上級者レベルと言えます。

気になるポイント

大きく是正したほうがいいことは特にありませんが、通信料4,400円は改善の余地がありますね。

この金額であれば今もお得な料金プランに加入していると思いますが、最近では1月30G利用でき、無料通話もついて2,000円台で使えるお得な格安SIMも登場していますので、検討してみるのも良いでしょう。

将来への貯蓄について

将来の結婚や育児費用に不安をお持ちとのことですが、現在の支出バランスを今後も継続できれば子どもの教育費などはそれほど心配することはありません。

一般的に、結婚すれば1人あたりの生活コストは下がります。家賃負担をパートナーと50%ずつにすれば今よりも抑えられる可能性がありますし、食費も1人分だけを用意しなくてはいけない独身世帯よりも2人・3人世帯と数が増えるほどに1人当たりの負担は少なくてすむんですよ。

将来の不安を無くすため、お金の使い先をちょっぴり見直してみて

質問者さんはしっかり貯蓄にお金をまわせているので、全体の支出をこれ以上カットする必要はありません。

しかし、未来への不安を解消するために少しだけお金の使い先を見直してみると良いでしょう。

例えば……

・食費40,000円のうち5,000円を将来に向けての自己投資にまわしてみる
・50,000円の貯蓄の半分で手堅い投資信託を購入する
・旅行のために設けている20,000円の特別費のうち、3,000円を家電の買い替えや友人の結婚式の費用などの急な支出のための備えにまわす
などです。

これだけで将来への不安がグッと減って、安心してお金の管理ができるようになりますよ。

sino's アンサー『今の生活を大切にしつつ将来にも備えよう』

今回の節約ポイントは『今の生活を大切にしつつ将来にも備えよう』です。

今しかできない・今しか楽しめないことにもお金をしっかり使いつつ、将来の自分が困らないために賢くお金を配分していきましょう。

まとめ

・収入と貯蓄のバランスは理想的。今しかできないことにはしっかりとお金をつかって

・通信料は見直しの余地あり。格安SIMへの乗り換えを検討してみて

・結婚後は1人当たりの生活支出は下がる傾向にあるので、今の生活の維持を心がければOK

・全体の支出はそのままに、お金の使い先を変えることで将来への不安を減らそう

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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