悲劇のヒロイン症候群とは?陥りやすい女性の特徴について紹介

Love

悲劇のヒロインになっている友人がいませんか?
悲劇のヒロインになっている女性は、自分の世界にこもっているので友人としてはやや困るときも。
悲劇のヒロイン症候群の女性について解説します。

― 広告 ―
加藤瞳
加藤瞳
2024.02.06

皆さんの周りに「自分は不幸」というアピールをしてくる女性はいませんか?
このような人のことを「悲劇のヒロイン症候群」と言います。

ここでは悲劇のヒロイン症候群について詳しく見ていきます。
どのような特徴があるのか、なぜそうなってしまうのかについて解説します。
もし近くに悲劇のヒロイン症候群の人がいたら、どのように対処するのがベストかについても併せて紹介していくので付き合い方に悩んでいる人は参考にしてみてください。

悲劇のヒロイン症候群とは

落ち込む女性出典:www.shutterstock.com

悲劇のヒロイン症候群について、よくわからない人もいるでしょう。
ここでは基本的なこととして、悲劇のヒロイン症候群とは何かについてみていきます。
悲劇のヒロイン症候群の意味やどういうメカニズムなのかについて、紹介していきましょう。

悲劇のヒロインの意味

悲劇のヒロインという言葉は、アニメや小説の中でしばしば登場します。
通常は主人公の女性がさまざまな不幸に見舞われることを指します。

現実世界における悲劇のヒロインとは、このような主人公と似た境遇にある女性を指します。
自分が物語の主役になりきって、自分の不幸さを嘆いているような状況といえます。

悲劇のヒロイン症候群の意味

悲劇のヒロインに浸っている女性の中には、必要以上にヒロインを気取ろうとする人もいます。
このような女性のことを悲劇のヒロイン症候群と呼びます。
悲劇のヒロインになりきることで、周りからの注目を浴びたいわけです。

自虐的に話をすることで、自分の世界観に周りを引きずり込みたいという欲望もあります。
一見すると自虐的に話をしているように見えますが、実はその背景には自己肯定も隠れているのが悲劇のヒロイン症候群の特徴です。

幸せになることに罪悪感がある

悲劇のヒロイン症候群になるメカニズムにはいくつかあります。
その中のひとつに、自分が幸せになることに罪悪感を抱くタイプです。
「自分が幸せになってもいいのだろうか?」と思ってしまう人です。

このような心理メカニズムに陥る背景に、自信のなさがあります。
「自分みたいな人間が幸せになれるわけがない!」という固定観念の持ち主です。
幸せに慣れそうなときに自ら手放すことで、罪悪感を紛らわしたいという思いが見えます。

幸せになることへの恐怖心

幸せになること自体に恐怖心があって、悲劇のヒロインに走ってしまう人もいます。
幸せになって、そのあとでそれがなくなるのが怖いという気持ちからです。

この手のタイプは、最初から幸せになることを放棄している傾向が見られます。
幸せになった後で悪いことが起きるかもしれない、だったら最初から不幸でいいと思ってしまうのです。
今のままでいい、現状維持を美徳とするタイプが多いです。

悲劇のヒロイン症候群の女性の特徴

本を読む女性出典:www.shutterstock.com

悲劇のヒロイン症候群の女性は、どうやって見分ければいいのでしょうか?
悲劇のヒロイン症候群の女性を見てみると、いくつか共通項が見られます。

そこでここでは悲劇のヒロイン症候群の女性の特徴について、いくつかピックアップしてみました。
周りの女性で当てはまるものが多い人は、その可能性が大です。

自分の不幸をアピールする

やたらと不幸アピールする女性は、悲劇のヒロイン症候群の可能性大です。
最近ではSNSを使って、誰でも自分のことを発信できるようになったのでその兆候が強くなりつつあります。

ネガティブなつぶやきをしばしばしている女性が近くにいれば、注意が必要です。
具体的な事柄ではなく、「もうダメ」のような抽象的な書き込みも悲劇のヒロイン症候群の可能性大です。
このような書き込みをすることで、自分に振り向いてほしいと思っているからです。

SNSにはもう一つ特徴があります。
プロフィール画像を頻繁に更新する人も注意したほうがいいです。
ネガティブなツイートと同じで、かまってほしいという思いが背景にあるからです。

心配されるのが好き

悲劇のヒロイン症候群の特徴に、周りから心配されるのが好きというのもあります。
周りにかわいそうと思われることに喜びを感じるタイプです。

この辺のところは一般人からは理解されないところでしょう。
普通なら周囲の人から哀れみや同情されるのが好きという人はあまりいないでしょう。
中には不快に思う人もいるかもしれません。

可愛そうだと思われることで、承認欲求が満たされていると考えられます。
こっちが聞いていないにもかかわらず、不幸エピソードを進んで話すような女性には注意したほうがいいです。

目立ちたがり屋

歩く男女グループ出典:www.shutterstock.com

悲劇のヒロイン症候群の女性は、一見すると控えめのように見られがちです。
しかし実際には目立ちたがり屋の側面があります。
悲劇のヒロインは主役、いつでも一番かわいそうに見られたいという思いがあるからです。

悲劇のヒロイン症候群の女性は、自分よりも不幸な人がいると途端に不機嫌になります。
主役の座を奪われたと思ってしまうからです。
不幸話に対する嫉妬心の強い女性は、悲劇のヒロイン症候群と思っていいでしょう。

嘘つき

自分が一番の不幸な女性であろうとする悲劇のヒロイン症候群の人は、話を盛る傾向が見られます。
周りに自分が不幸であると強く思わせたいので、エピソードに嘘を盛り込んで大げさに見せたがるからです。

例えば多少の痛みにもかかわらず、「ほかのことが何も手に付かないほどの激痛」と盛ってみせるのです。
中にはありもしない話をでっちあげて、悲劇のヒロインぶろうとする女性もいます。
さらにひどくなると自分で自分の身体を傷つけて、「ケガした」と言って注目を浴びたがる人もいるほどです。

本人に自覚はない

悲劇のヒロイン症候群の人は、自分がそうかもしれないという自覚症状が一切ありません。
周りの人からするとその人の不幸話が始まると「また始まった…」とあきれているでしょう。
しかし悲劇のヒロイン症候群の人は、自分の不幸話が他人に迷惑をかけているとつゆほども思っていないのが特徴です。

悲劇のヒロイン症候群の方は、自ら進んで不幸のネタを収集しています。
しかし意図的ではなく、潜在的に行っていて自覚していないのです。

他人の不幸話には興味がない

友人の不幸話を聞くと、普通であれば何とかしてその人を励まそうとします。
しかし悲劇のヒロイン症候群の人は、自分の不幸話を聞いてもらいたいばかりで他人の不幸話にはあまり関心がありません。
もし他人の不幸話にさほど関心を示さないようであれば、悲劇のヒロイン症候群の可能性大です。

悲劇のヒロイン症候群は、自分がその場の主人公にならないと気が済みません
だから他人の不幸話は自分の存在が脅かされるものと思ってしまうのです。

不幸を求めてしまう

人生の中では不幸な時もあれば、うまく事の運ぶこともあるはずです。
悲劇のヒロイン症候群の人は、幸せな状況にいるにもかかわらず不幸なことを探す傾向が見られます。
物事を基本的にネガティブにとらえてしまうのです。

ラッキーなことがあっても「今回はうまくいったけれどもどうせまた不幸になる」と考えてしまいがちです。
幸せになることに対して罪悪感を持つ人は、このような思考回路に走ります。

悲劇のヒロイン症候群に陥る原因

女性の後ろ姿出典:www.shutterstock.com

悲劇のヒロイン症候群に陥ってしまう人は一定数いますが、なぜそうなってしまうのでしょう?
これについて分析すると、原因がいくつか考えられます。
代表的な原因についてみていきますので、どのような段階を踏んで悲劇のヒロイン症候群になるか理解しましょう。

自分に自信が持てない

悲劇のヒロイン症候群になる原因として主だったものとして、自分に自信が持てないからがあります。
自信が持てないので自虐的になって他人から同情してもらうことで、自分を慰めているわけです。

自信のなさを自虐的になることで埋め合わせられることがわかっていると、常日頃から不幸話をしたがります。
自虐話をすれば、他人からかまってもらえることがわかっているからです。
注目されることで自己満足を得られている状況で、その意味でも目立ちたがり屋といえます。

自己顕示欲が強い

悲劇のヒロイン症候群の人は、自分がその場の主人公でありたいと思っています。
このことからもわかるように、自己顕示欲の強さが悲劇のヒロイン症候群にさせているわけです。
悲劇のヒロイン症候群の人は、「周りのものすべてに自分のことを注目させたい」と思いがちです。

この自己顕示欲は、かなり強固なものであるといえます。
ちょっとやそっとのことではなかなか改まらないので、なかなか厄介といえます。

愛情不足

悲劇のヒロイン症候群のルーツは、幼少期にあるというケースも多いです。
幼少期に両親など周りの人たちから十分な愛情を得られないと、悲劇のヒロインになりがちです。
愛情不足で育ってしまうと、大きくなってから他人からの愛情を過剰に求めてしまうのです。

特に小学校に入学する前に、愛情を受けられたかどうかがポイントです。
存在が受け入れられ、ありのままの自分を愛してもらえたら、悲劇のヒロイン症候群になりにくいです。

親が過干渉

子供のころ、親から過干渉で育てられた人は悲劇のヒロイン症候群になりがちです。
過干渉で育てられた子供は、親の敷いたレールを言われるがままに走り続けました。

大きくなってからその反発が起こり、悲劇のヒロインに走ってしまうのです。
自我を発散することでドタバタさせて、周囲の関心を得たいと思うわけです。

しかし一方で周囲に迷惑をかけることは良くないと思っています。
親に反発している責任のあることを自覚しているので、自分で自分を不幸な目に合わせたがります。

被害妄想の思考回路

悲劇のヒロイン症候群の人は、被害妄想の傾向が見られます。
妄想していると実際にそのようなことが起こりがちです。
実際に起きると「やっぱり自分は不幸だ」と確信してしまうわけです。

別に誰も何も言っていなかったり、思っていなかったりするのに勝手に「自分は不幸だ」と思い込みます。
その結果、他人よりも自分は不幸であると考えてしまうのです。

悲劇のヒロインの日常あるある

ご飯を食べる女性グループ出典:www.shutterstock.com

悲劇のヒロイン症候群の女性を見てみると、決まった言動をとりがちです。
そこでここでは悲劇のヒロイン女子の日常あるあるについて、いくつか紹介していきます。
あなたが「厄介だな」と思っている知人は、以下で見る言動をとっていることが多いはずです。

悩み相談を横取りする

女子会をしているときなど、愚痴や不幸話になることも多いでしょう。
その時に他人の悩み話や不幸話をすぐに奪ってしまう女性がいれば、その人は悲劇のヒロイン症候群の可能性が高いです。

他人の不幸話や悩み相談を出しにして、自分の不幸アピールをしたがるわけです。
また他人が不幸話をすると興味なさそうにその場から席を外す場合も要注意です。

ダメ男に引っかかりがち

いわゆるダメンズとお付き合いしてしまうのは、悲劇のヒロインあるあるの中のひとつです。
ダメンズに惹かれてしまうことで、「私はかわいそうだ」と確信できる状況に自ら追い込んでしまいます。

もう一つ悲劇のヒロイン症候群の人のあるあるで、ダメンズを自分から引き寄せていることへの自覚がない点にも注目しましょう。
当人からすると、「気づくとダメンズとばっかり付き合っているのよね」と思っているわけです。
潜在意識で不幸を自ら求めてしまうのは、悲劇のヒロイン症候群の女性の特徴です。

SNSを頻繁に更新する

SNSの更新頻度がかなり多いのも悲劇のヒロインの言動あるあるです。
悲劇のヒロイン症候群の人は自己顕示欲が強いので、かまってほしい心理がその裏側にあるからです。

特にネガティブな発言が多いのも、悲劇のヒロイン症候群あるあるのひとつです。
周りも最初はきちんと相手しているのですが、だんだん面倒になってスルーしてしまう人も増えてしまいます。
悲劇のヒロインっぽい人がいれば、SNSをどれくらいの頻度で更新しているか、一度チェックしてみるといいです。

不幸なのは自分だけと思いがち

泣いている女性出典:www.shutterstock.com

悲劇のヒロイン症候群の女性あるあるで、不幸なのは自分だけと思っていることが多い点も注目です。
ほとんどの人がそれぞれ大変な思いや辛い思いをしているはずです。
ところが悲劇のヒロイン症候群の女性は、ほかはみんな幸せそうだと思い込みます。

多くの人は辛いことがあってもそれを表情に出すことはまずないでしょう。
しかし悲劇のヒロインはそのような心の奥底まで見ずに、表面上だけ見て自分だけが不幸であると考えてしまいます。
周りの人が普通に立ち振る舞っているところを見て、「やっぱり不幸なのは自分だけなんだ」と確認している節も見られます。

「○○ちゃんはいいよね」

悲劇のヒロイン症候群の発言あるあるで欠かせないのが、「○○ちゃんはいいよね」というものです。
これは友達などと近況報告をしているときに、よく吐くセリフです。

「○○ちゃんはいいよね」は自分の不幸話をするためのプロローグです。
この言葉の後に「私なんて…」というように、不幸話をどんどん続けていくわけです。
一見すると相手の話に同意しているように見えますが、自分の話に切り替えるきっかけの言葉です。

「私の方が大変」

悲劇のヒロイン症候群の女性のセリフで「私の方が大変だった」というのもあるあるです。
しばらく会っていない学生時代の仲間と話をしたときに、それぞれの辛い話や不幸話もするでしょう。
その時「でも私の方が大変でさ〜」という感じで、他人の不幸話にかぶせてくるわけです。

悲劇のヒロイン症候群の特徴で、不幸話に関してマウントをとってくる点は顕著です。
他人の不幸話よりも強いネタを出すことで、「自分が最も不幸だ」と周囲に思わせようとします。
自分が話の中心でないときの済まない質なのです。

悲劇のヒロイン症候群の人との接し方・対処法

お茶をする男女出典:www.shutterstock.com

自分の身の回りの悲劇のヒロイン症候群の人がいると、なかなか厄介でしょう。
会うたびに自分の不幸話を永遠と続けられると、面倒なはずです。

悲劇のヒロイン症候群の人と接する際に、どのようなことに気を付ければいいかについて以下にまとめました。
うまく相手をいなすことであなた自身が大きな負担を背負わないように心がけましょう。

相手の話を否定しない

悲劇のヒロイン相手に会話する際には、相手の話を基本否定しないことです。
悲劇のヒロイン症候群は、自分が不幸であると信じて疑いません。

そんな相手に「あなたよりも不幸な人はいっぱいいるから」と否定するような話をすると、不機嫌になりかねません。
またひどくなると、より強い不幸話をしてあなたに「私が一番不幸」ということを納得させようとします。
嘘をついてまで同情を引こうとしかねないので、より面倒になってしまいます。

ですから基本相手の話には同意することです。
そして適当に話を流すことが大事です。

ほど良い距離を心がける

悲劇のヒロイン症候群の人が近くにいれば、付かず離れずの距離感を保つように心がけましょう。
離れないようにすることが意外と重要です。
悲劇のヒロインの不幸話をスルーしたり無視したりすると、症状がどんどん悪化してしまうからです。

悲劇のヒロインの女性は、かまってほしいという思いを常に抱えています。
にもかかわらず無視すると、ますますかまってほしいと思ってしまって大げさな不幸話をしがちです。

一方で話を聞いてあげ過ぎると、誤ったメッセージを送りかねません。
「あなたなら自分の話をいつでも聞いてくれる」と思われ、常に話しかけられる恐れもあるからです。

いい加減に聞く姿勢も重要

悲劇のヒロイン症候群相手の対処法として、いい加減に話を聞くのも有効です。
悲劇のヒロイン症候群の人は、別に真剣に話に乗ってほしくも、アドバイスが欲しくもないです。
ただ話を聞いてもらって、「大丈夫?」と心配されたいだけです。

真剣に話を聞いて、相手のことを想ってアドバイスしたとします。
ところが肝心の相手はこちらの話をきちんと聞いていなかったということもざらです。

もし悲劇のヒロインが不幸話をし出したら、適当に聞き流しておきましょう。
ドライブしているときにオーディオから流れてくるラジオを聞いているような感覚で十分です。

同情しなくても大丈夫

同情は禁物なのも、悲劇のヒロイン症候群相手の対処法です。
「その気持ちわかる」と言って同調したり、自分の話をしたりするのを相手は嫌うからです。
具体的なサポート方法を提案する必要はないです。

下手に同情してしまうと、悲劇のヒロインがアナタにべったりになるかもしれません。
その結果、あなたが振り回されて関係のつかれてしまうでしょう。

もし「悲しかった」とか「辛かった」と言われたのであれば、「悲しかったんだ」「辛かったんだ」と言いましょう。
オウム返しするのが一番です。

時には無視することも

悲劇のヒロイン症候群の人を相手にする場合、こちらもそれなりの体力や時間が必要です。
もし余力のない時なら、無視してしまっても問題ありません。

逆に悲劇のヒロインの話したい時にいつでも耳を傾けていると、「この人はいつでもかまってくれる」という誤ったメッセージを送りかねません。
すると際限なく不幸話をされる、相談を持ち掛ける結果になりかねません。

自分自身が疲れてしまうので、相手をかまっている暇がない時には放っておくことも一考です。
相手のことを気遣うのではなく、時に自分第一で接することも大事です。

悲劇のヒロイン症候群の人とのお付き合いは付かず離れずがおすすめ

猫を抱きかかえる女性出典:www.shutterstock.com

悲劇のヒロイン症候群の人は、自分に注目してほしい、かまってほしいという思いが根底にあります。
あまり無視しすぎるとさらに振り向かせようとしますし、あまり関わりすぎてしまうと何でも話しかけてくるべったりの状態になりかねません。

悲劇のヒロインは、自分が不幸なことをアピールしたいだけで別に解決策を求めているわけではないです。
だから適当にあしらうことも時には重要です。
付かず離れずの距離で、余裕のある時に話を聞いてあげれば、悲劇のヒロイン相手でも良好な関係を構築できるかもしれません。



※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

― 広告 ―