【リアル給与明細】26歳、事務職の場合
プロフィール
28歳、女性
弁護士のアシスタント事務
▼現状
労働時間は月160時間、残業は月1時間程度。
業績が良くボーナスが毎年100万円ほど支給されている。
【相談内容】年額100万円のボーナス頼りの生活に。今後ボーナスが減額されたらと思うと不安です。将来のために月々どのくらい貯金にまわした方がいいでしょうか。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
GOODポイント
質問者さんは、ボーナスありきの生活になってしまっていることに不安を感じているのですね。
おっしゃる通り、ボーナス頼りの生活は長期的に見ると破綻するリスクがとても高いです。
そこに気が付いている質問者さんはとてもマネーリテラシーが高いですね。
というのも、経営者にとってボーナスは義務ではないからです。
経営者の判断でボーナスを減額することも、支給しないことも自由。
そして、業績が下がれば真っ先にカットされるのがボーナスです。
将来設計をするのであれば、ボーナスは出ないものとして考えることが鉄則になります。
入金されるかどうか不確定な収入は、収入見込みに入れないようにしましょう。
将来の不安は『手取り収入の2割を貯蓄』で解消できる
将来へのお金の不安を解消したければ、手取り収入の2割を貯蓄にまわしましょう。
つまり、ボーナスを含まない毎月のお給料の手取り額の8割で生活をするということです。
質問者さんは月の手取りが201,099円なので、その8割の160,879円で生活をして、残りを貯蓄にまわせばOK。この考え方を守れば、収入が減っても生活が苦しくなることはないでしょう。
なぜなら、いつでも収入の8割で生活することで、確実に入金されるお金で生活する癖が身につくからです。
さらに、毎月の収入の2割とボーナスをすべて貯蓄にまわすと、資産形成も加速されます。
すぐに生活費を下げることは難しいかもしれませんが『手取り収入の8割で生活すれば将来お金に困ることはない』と意識して生活できると良いですね。
sino's アンサー『手取り収入の2割を貯蓄にまわせばお金の不安は解決する』
今回のアドバイスのポイントは『手取り収入の2割を貯蓄にまわせばお金の不安は解決する』です。
質問者さんがなんとなく不安に感じている通り、ボーナスありきの生活はかなりリスクが高いです。
たとえ好きなことにお金を使えても「こんなに使っても大丈夫かな……」と不安を感じながらでは、お金の不安から逃れられませんよね。
それならば、少しずつ身の丈にあった生活を身につけて、手取り収入の8割で生活できるように考え方を変えていきましょう。
資産が減らないライフスタイルが手に入れば、人生がイージーモードになって心穏やかに過ごせるようになりますよ。
まとめ
・ボーナスありきの生活に不安を感じるのは、マネーリテラシーが高い証拠です。
・手取り収入の2割を貯蓄にまわすことで、お金の不安を解消しましょう。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。