【家族の夢占い】家族の夢を見る理由とそこに潜む深層心理とは?

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家族の夢と聞いて、あなたはいったいどんな印象を抱くでしょうか。
おそらく多くの人にとって家族は落ちつく存在であり、リラックスできる場所であるはずです。
しかし、家族の夢においては自分の心理にはたくさんの傾向が見られます。
ここでは家族の夢の夢占いについてまとめていきます。

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加藤瞳
加藤瞳
2024.02.26

突然ですが、あなたは最近「家族の夢」を見ませんでしたか?
夢占い的には、家族の夢というのは比較的見ることが多い夢だといわれており、おそらく誰もが人生の中で一度は見たことがあるのではないでしょうか。

たとえば、夢の中に父親が現れたり母親が現れたり、もしくは兄や姉、弟や妹、おじいちゃんやおばあちゃんといった親戚まで、自分の家族や身内の人が夢の中に現れることは珍しいことではありません。

しかし、そういった夢を見ることがよくあるとはいえ、その夢の中に込められている意味や自分の心理といったことについては知らない人のほうが多くなっています。
何か怖い夢や印象に残るような夢を見た後には、「なにか意味があるんじゃないか」とその夢について調べたりすることがあるでしょうが、それが家族の夢となるとそこまで気にすることなく、ほとんどの場合はすぐに忘れ去られていることでしょう。

家族というのは距離が近い上に、その大切さに気づいていない人が大勢います。
実家に暮らしている人などはまさにその典型だといえ、すぐ側に家族がいることにより、その人が自分の人生においてどれだけ重要で大事な存在であるかに気づくことができません。

しかし、夢に家族が登場するということは、その夢を分析することで自分にとって家族がどういった存在であるのかを知るきっかけにもなります。

ここでは「家族の夢の夢占い」についてまとめていきます。
最近家族に関する夢を見たという人や、夢占いに興味がある人はぜひ参考にしてみてくださいね。

家族の夢は人間関係を表す

窓辺に飾られてるチューリップ出典:www.shutterstock.com

夢占いの観点からいうと、家族の夢は人間関係を表すといわれています。
すなわち、現実での人間関係に何か悩みがあったり、もしくは他人と関わることで自分の中の欲求を満たそうとしている表れであると考えられています。

よく、人生では「人間関係が何よりも大切であり、友達や恋人や家族は何よりも大事にするべき」といわれていたりしますが、その思考回路はおよそ子どものうちから親や学校から耳にタコができるくらい刷り込まれ、多くの人の頭の中にインストールされているでしょう。
その認識を持っているがゆえに、人は家族の夢を見るときには人間関係についての悩みを抱いていることが多く、誰かしらの「他人」についての不満を持っている状態のときに、家族の夢を見ることが多いといわれているのです。

しかし、実際、人間関係が大切だということは、もはや人生の教訓としてありとあらゆるところで語られていますが、それは決してすべての人に当てはまる教訓ではありません。
人によっては人付き合いが苦手な人もいるでしょうし、人間関係なんてめんどくさくて必要ないと思っている人もいるでしょう。

子どもの頃に刷り込まれている認識というのは、基本的には反抗心がつく前に刷り込まれていることですので、自分たちには選択権というものがないのです。
そのため、大人になってから自分には合っていない人間関係を無理やり維持したり、それによって精神をすり減らしたりするようなことが平気で起きてしまうのです。

人との絆

家族の夢をはそうした人間関係において、何かしらの悩みを抱えているときに見ることが多い夢です。

しかし、現実的に考えて、人間は決して一人では生きていけないのは事実ですし、必ずどこかで人とのつながりや絆を形成する必要があります。
本当の意味で孤独になってしまえば、おそらく人間は精神的に病んで自分で命を絶ってしまうことでしょう。

人間の本質的な部分には必ず「人との関わり」が必要であり、人と接することで人間の精神は安定することができるのです。

ですが、さきほどもいったように、中には人間関係が不得意な人もたくさんいるでしょう。
ずっと一人で部屋で引きこもってゲームをしていれば、めんどくさい人付き合いなんてしなくても構わないし、自分の好きなように生きていればいいと、そう思っている人も多いはずです。

しかし、そういった人でも、他人からもらう愛情を欲したり、誰かに甘えたいと思ったり、他人に愛情を与えることを望んだりもします。
これも人間には普遍な性質であり、誰しもこれらの欲求を心の奥底に秘めているものです。

家族の夢を見るということは、そういった心の奥底の感情や心理が表出している状態だといえるでしょう。

社会的なつながり

昔から人間は社会的な動物であり、他人と協力することによって現代のような社会を作り上げたといわれています。
つまり、社会の発展には人間関係が必要不可欠だということです。

現代に生きている限りは、決して社会的なつながりを遮断して生きることはできません。
たとえどれだけお金を持っていたとしても、その人も必ず「現代」という社会の中に属し、その中で生活しています。

社会的なつながりを持つことは人間にとっては不可欠であり、これまた普遍的なものなのです。

しかし、社会的なつながりを持っているからといって、社会からの信用や賞賛を得ることができるとは限りません。
それこそ、友情や愛情の欠乏を感じている人は現代社会の中ではそこら中に存在しますし、多くの人は社会的なつながりは持っていても、自分の中の欲求を満たすことができていません。

家族の夢はまさにその自分の心理を如実に表している夢であるといえ、夢の中に家族の誰が登場するかによって、自分が求めていることや感じていることというのが大きく変わってきます。

夢占いでは自分が見た夢のパターンを分析し、そこから自分の心理を知ることによって、「今、自分は何を望んでいるのか」を知る手助けをしてくれます。

人間関係なんて一切いらないと口では言っていたとしても、夢に家族が出てきたとすればそれは自己欺瞞に陥っている可能性が非常に高いです。
本当の自分の感情や心理を知りたいのであれば、心理を表すといわれている夢を分析するのがもっとも効果的であり、その手法こそが世間一般で「夢占い」と呼ばれているものなのです。

パターン別!家族の夢からわかる自分の深層心理

寝る女性出典:www.shutterstock.com

家族の夢は人間関係を表しているといいましたが、それは夢の中に家族のうちの誰が出てくるかによっても意味が変わってきます。
そして、人間関係といっても直接的なことを表すのではなく、その多くは自分が他人に対して抱いている気持ちを表していることが多くなっているのです。

というのも、人は基本的に他人に何かを求めているものであり、自分から勝手に他人に期待を抱いてしまう傾向があります。
他人のことをあたかも「自分の欲求を満たしてくれる存在」だと思い込み、自分が思っていることを他人がしてくれるだろうと安易に期待している人が非常に多く存在するのです。

しかし、これは至極あたり前のことではありますが、他人は決して自分の欲求を満たしてくれる存在ではありませんし、他人が自分の期待に応えてくれることもめったにないでしょう。
他人は自分にとってのロボットではないのです。

しかし、多くの人は自分の欲求の欠乏を感じているときや、他人を思い通りにしたいと思っているときに、家族の夢を見る傾向があります。

そこでここからは、パターン別に「家族の夢からわかる自分の深層心理」についてまとめていきます。
最近家族の夢を見たという人は、ぜひ自分が見た夢と照らし合わせながらチェックしてみてくださいね。

①父親が出てくる夢

パターン別の家族の夢からわかる心理の一つ目は「父親が出てくる夢」です。
これは家族の夢の中でもっともありがちな夢であり、実際に家族の夢を見たときに父親が出てきたことがある人も多いことでしょう。

父親が夢に出てくるということは、自分の「自立心が肥大している状態」であるか「権力を持ちたい」という自分の心理が表れている状態であるといえます。
父親と聞いて、おそらく多くの人はあまりいい印象を抱かないのではないでしょうか。

もちろんそれは人によって異なりますし、自分の父親の性格によっても大きく変わってくることではありますが、現実的に考えて父親に対してあまりいい印象を抱いている人はいないでしょう。
ほとんどの人は、父親に対しては「うるさい」「めんどくさい」「厳しい」などといった印象を抱いている傾向があり、それは若い人により顕著です。

しかし、夢においてはそういった印象を抱いている父親が出てくるということは、自分がそういった心理を持っているという裏づけとなります。
つまり、本当は自分もそうした支配的な権力を持ちたいと願っていたりすることが多いのです。

もちろんこれは、すべての人に当てはまることではありませんので一概にはいえませんが、父親が夢に出てくるということは、自分の中の自立心が肥大しているか、父親のような権力を持ちたいと願っているのかどうかを見極める必要があるでしょう。

②母親が出てくる夢

パターン別の家族の夢からわかる心理の二つ目は「母親が出てくる夢」です。
これは父親の夢の次に見る確率が高い夢であり、母親が夢に出てきたときは「愛情の欠乏を感じている状態」であるといえるでしょう。

基本的に、母親というのはまさに愛情の塊であるといっても過言ではなく、これまた個人の家族の内情にもよりますが、多くの人は母親に対して感謝の念を抱いていたり、愛されていることを実感しながら育ってきたかと思います。
そういった人にとって母親とは、自分の愛情を満たしてくれる存在であり、自分を愛してくれる唯一の存在だと思い込んでいる傾向があるのです。

これはマザコンなどとは違い、動物が自分を産んでくれた母親に対して抱く愛情でもあり、母親と子は互いに深い愛情でつながっているともいえるでしょう。
おそらく母親が夢に出てきたということは、最近人間関係が希薄であり、あまり他人から愛情を感じていないか、まったく愛情というものに触れていないかのどちらだといえます。

愛情は人間にとっては必要不可欠なものであり、それが欠乏してしまうと人は愛情を求めることで頭がいっぱいになり、それしか考えることができなくなってしまいます。
なので、このパターンの夢を見たときは、まずは自分にとって愛情を与えてくれる存在を認識し、その人のことを大切にすることからはじめてみましょう。

③兄や姉が出てくる夢

パターン別の家族の夢からわかる心理の三つ目は「兄や姉が出てくる夢」です。
父親と母親とはまた違う意味を含んでいる「兄や姉が出てくる夢」ですが、この夢を見るときの自分の心理としては「甘えたい」という感情を強く持っているといえるでしょう。

家族の夢においては、個人の家族関係によってその意味も大きく変わってくるので、一概にはいうことができないのですが、兄や姉に対しては多くの人が「頼りになる」という感情を抱いています。
お互い社会人になってそういった気持ちが失われているとしても、物心ついたときに抱いていた兄や姉に対する感情というものは、自分の心の奥深くまで刻み込まれているケースがほとんどです。

兄や姉が夢に出てくるときというのは、そうした自分の心の奥底に眠っている心理が夢として描かれている可能性が非常に高く、現実で少々疲れることが多数あったときに見ることが多いといわれています。
甘えたいという感情は精神的に疲れているときに肥大化してくるものであり、他人にうまく甘えることができない現代人にとっては家族に甘えることができるというのは、大きな心の安らぎを得ることができます。

このパターンの夢を見たときは、あまり頑張り過ぎずに、家族だけでなく誰か信頼できて甘えられる人を見つけてみるのもいいかもしれませんね。

④弟や妹が出てくる夢

パターン別の家族の夢からわかる心理の四つ目は「弟や妹が出てくる夢」です。
父親や母親、兄や姉といった家族が出てくる夢に比べると、弟や妹が出てくる夢を見ることは比較的少ないといえますが、このパターンの夢にもしっかりと特有の自分の心理が込められていることがあります。

弟や妹が出てくる夢には「守る」という言葉が大きなキーワードとなっていることが多く、その心理としては「自己防衛反応」であることが多くなっています。
つまり、自分を守りたいという心理が大きく影響を与えることにより、夢の中に弟や妹が出てくるのです。

本来なら、弟や妹を守るのが兄や姉の役割ですが、夢占いにおいては、その「守る」というキーワードは自分に適応されることがほとんどです。
生きていると嫌なことや苦しいことやつらいことはがたくさんありますが、そういったものから自分を守りたいと思っている感情こそが、こうした夢を見ることにつながります。

自分を守ることも大事ですが、あまりにも自分だけを大切にするのもよろしくはありませんので、自分以外に誰か守りたいと思えるような人を見つけるのも大事なことだといえるでしょう。

夢占いからわかる家族の夢を見る理由

家族でピクニック出典:www.shutterstock.com

ここまでは、パターン別に家族の夢からわかる心理についてまとめてきました。
実際、家族の夢を聞くと「温かい絆」や「心身のリラックス」といった印象を抱くかと思いますが、その心理の多くは人間関係に対する自分の感情がほとんどです。

それはここまで見ていたように、愛情の欠乏だったり支配欲だったり、甘えたい気持ちだったり自分を他人から守りたい気持ちだったりなど、ほとんどが自分の感情に根付いた心理であるといえるでしょう。

しかし、だからといって家族の夢には意味がないということではなく、そうした自分の心理としっかり向き合うことで、これからの自分の人生に役立てていくことができるのです。
そして、そのためにはパターン別の家族の夢の心理について知っているだけでは足りず、「なぜその夢を見たのか?」という本質的な問いについても理解する必要があります。

ここからは、夢占いからわかる「家族の夢を見る理由」についてまとめていきます。 引続き、家族の夢について深く知りたい人や、夢占いに興味がある人はぜひチェックしてみてくださいね。

①自立心

夢占いからわかる家族の夢を見る理由の一つ目は「自立心」です。
これはおそらく家族の夢を見る理由の中でももっとも多い理由の一つだと思いますが、家族からの自立心や人間関係からの自立を願っているときには、家族の夢を見ることが多くなっています。

というのも、これは今現在実家に暮らしている人に特に顕著であるといえますが、大抵の人は歳を重ねて成長していくにつれ、自立心というものが肥大化していき、最終的には一人の人間として自立したくなるのが正常です。
そのため、家族の夢は人生においては自立心が育まれているときこそ見ることが多い夢であり、家族や他人から自立するにはもっともいいタイミングであるといえるでしょう。

最終的にはいつかは人間は自分一人で自立しなければなりませんが、そのきっかけとして家族の夢の夢占いを活用するのは非常に効果的であるといえます。
家族の夢を見る理由の背景について考えることは、自分の今後の人生にも深く影響を与えることもあるのです。

②愛情欲求

夢占いからわかる家族の夢を見る理由の二つ目は「愛情欲求」です。

愛情欲求とは、他人からの愛情の欠乏を感じたときに沸いてくる欲求であり、多くの場合は「愛情を感じたい」「愛情が欲しい」と思っているときに表れる欲求です。
家族というのは基本的には愛情深い存在であり、家族団らんとしているときなどは、愛情が非常に強く満たされている状態であるといえるでしょう。

しかし、そういった満たされた愛情というのは自立したり社会人になったりすることによって段々と薄くなっていき、気づけば誰からも愛情を感じられないという状態になっている人も多く存在します。
そういったときに、愛情を求める心理が夢に反映され、子どもの頃の愛情の供給源であった家族の夢を見るのです。

大人になると家族とは離れ離れになるケースも珍しくはないでしょうし、友達やら恋人がいなければ愛情を感じることもないでしょう。
現代は人間関係が段々と希薄になっているケースが多いので、誰か一人でいいのでお互いに愛情を与え合うような人を見つけることが重要になります。

愛情の欠乏は何よりも苦しくてつらいものですので、家族の夢を見たときは一度ゆっくりと家族の元で愛情を感じてみるのもいいかもしれませんね。

③精神的な疲労

夢占いからわかる家族の夢を見る理由の三つ目は「精神的な疲労」です。
家族には深く愛情が含まれていると述べましたが、家族というのは精神的にも負担がもっとも少なく心の底からリラックスすることができる場所であるといえるでしょう。

おそらく実家を出て一人暮らしをしている人なら、家族の有り難味というものを実感しているかと思いますが、家族との時間というのは心底癒される効果があります。
それらはマッサージなどから得られるような癒しなどではなく、人の温かみを感じることで癒される感覚、愛情を実感することで得られる精神的な癒し、ほっと一息つくことで今までの疲労がすべて消え去っていくような深い喜びなどを、家族との時間からは得ることができます。

もちろん、これらも自分が家族に抱いている印象などによって大きく変わってくるものではありますが、家族の夢を見るときはそういった心理が深く影響しているケースがほとんどなのです。

精神的に疲労しているときは、一度家族の元に帰ってみるものいいかもしれませんね。
きっと自分では意識していなくても、本能的に家族と会いたいと思っている心理が影響しているはずですので、たまには思い切ってリラックスできる場所に行くようにしてみましょう。

④承認欲求

夢占いからわかる家族の夢を見る理由の四つ目は「承認欲求」です。

人間には誰しも承認欲求が備わっているといいましたが、結局のところ人間の行動というのはこの承認欲求を満たすための行動であったりします。
承認欲求を満たすことができれば充実感を得ることができ、誰からの承認も得ることができなければ、おそらく精神的にも病んでしまい、いつもネガティブなことばかりを考えてしまうようになってしまうでしょう。

しかし、承認欲求というのはなにも他人からしか得られるものではなく、それは家族から得ることもできるものです。
家族は自分がどんな状態になっていようと、自分の存在を否定することはないでしょうし、そういった部分からも人は「自分は必要とされているんだ」という欲求を満たすことができます。

家族の夢は、現実で自分の承認欲求を満たすことができないときに見ることが多く、いわば現実での願望が反映されている夢だともいえるでしょう。

大事なのはそういった自分の承認欲求を受け止め、他人に満たしてもらうことを願うのではなく、自分で自分のことを満たすことができるようになることです。
それは簡単なことではありませんが、夢占いで自分の承認欲求に気づけたのならば、あとは自分で自分のことを認めてあげることができるようになるのが何よりも大事なことになります。

家族の夢占いは難しい

ここでは、パターン別の家族の夢からわかる心理と、その夢を見る理由についてまとめてきましたが、いかがでしたか?
実際、家族の夢は自分が家族に抱いているイメージによってその意味が大きく変わってくるので、中々夢の中から自分の心理を読み取るのは難しくなっています。

人によって家族関係は違うでしょうし、仲がいい家族もいれば仲が悪い家族もいることでしょう。
そうした場合は、自分の環境や状況に合わせて夢占いを行うことが重要であり、そうしなければ夢占いの解釈を履き違えてしまいます。

ここでは、パターン別に家族の夢からわかる心理についてまとめてきましたが、家族の夢に限らず夢占いから知れることは本当にたくさんありますので、もし自分の深層心理に興味がある人がいるのであれば、ぜひ自分が見た夢に関して夢占いを行ってみてくださいね。
家族の夢もしかり、夢は自分の感情や心理を表してくれるので、きっと今後の人生にも大いに役に立つはずですよ。





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