自分は考えすぎるタイプの人間だと思ったことはありませんか?
どんなことでも考えすぎてしまう人だと、せっかくのチャンスを逃してしまうことがあります。
また、考えすぎることでストレスを抱えたり、自己嫌悪に陥ったりするケースも少なくありません。
もし、あなたがそんな自分を嫌だと考えているのなら、今こそ考えすぎる自分から脱却してみませんか?
ここでは、そのためのヒントもご紹介します。
考えすぎる人の性格と心理とは
自分ではそう思っていなくても、周りの人から見ると「考えすぎている」ととらえられることがあります。
では、考えすぎる人はいったいどのような心理なのでしょうか。
もし、あなたが考えすぎる人なら、まずはその原因を知ることから始めてみましょう。
考えすぎる人の性格や心理を客観的に知ることで、克服への道が見えてきますよ。
納得できるまで考える
考えすぎる人の多くは、納得できるハードルが普通の人に比べて高い傾向にあります。
普通の人ならすぐに納得できることでも、考えすぎる人は納得できず、もっと掘り下げたいと考えてしまうのです。
つまり、自分自身がしっかりと納得したいため、些細なことでも長時間考えてしまうことがあります。
そこまでする必要ないことでも、ネットや書籍などで徹底的にリサーチしようとします。
納得できるまで考え続けるため、結論が出るまでに相当な時間がかかることもあるかもしれません。
なかなか結論が出ないことに対し、イライラしてしまうこともあります。
悲観主義者
あなたは、物事を悲観的に受け止めてしまいがちではありませんか?
もっと楽観的に受け止めればいいものを、人によっては悲観的に受け止めてしまうことがあります。
このようなタイプだと、考えすぎの傾向に陥りやすいことがあるので注意が必要です。
物事を突き詰めて考える傾向にあるため、考えすぎてしまうのです。
実際には可能性が低いことでも、「もしこうなったらどうしよう」と考えてしまいます。
ぐるぐると頭の中をさまざまな考えが巡ってしまい、いつまで経っても結論が出ないのです。
完璧主義者
完璧主義者は、どんなことでも完璧にしないと気が済みません。
完璧でないとそれがストレスになってしまうため、自分の中で納得できるまで考えようとします。
自分だけのルールや基準があるため、それをクリアするためにどうすればいいのかを考えます。
ほかの人ならまったく気にならないことでも、完璧主義者だとそうはいきません。
妥協をすることができず、頭の中で思い描いている形にならないと納得できないのです。
完璧主義者はただでさえ気難しい傾向にもあり、しかも考えすぎてしまうため、周りの人から疎まれてしまうことも。注意が必要です。
周囲が気になる
自分がどう思われているかを気にしすぎてしまい、考えすぎてしまいます。
周りからの評価を頻繁に気にしており、嫌われたくない、変な目で見られたくないといった気持ちも強い傾向にあるのです。
このタイプの人は、周囲の目や評価ばかり気にしてしまい、思い切った行動ができないことも珍しくありません。
そのため、せっかく目の前にやってきたチャンスを、みすみす逃してしまうこともあります。
また、周りにばかり合わそうとしてしまい、本来の自分を見失ってしまうこともあるため、注意しなくてはなりません。
トラウマ
厳格な家庭で育てられた人だと、考えすぎてしまう傾向にあります。
軽々しい発言が許されず、思慮深さを求められるような家庭で育った人だと、どんなことでも深く考えすぎてしまうのです。
また、過去に安易な考えで大きな失敗をしてしまったなど、苦い経験がある場合でも同様です。
もう二度とあのような思いはしたくない、失敗したくないと考えているため、じっくりと考えてしまいます。
石橋を叩きすぎてわたるタイプなので、結論が出るまでに時間もかかるのです。
過去のトラウマが大きければ大きいほど、考えすぎてしまう傾向にあります。
考えすぎる女性の特徴や恋愛傾向
考えすぎる女性には、さまざまな共通点があることをご存じでしょうか。
たとえば、すぐに悲観的になるのは、考えすぎる女性の多くに共通するポイントです。
また、家族や恋人、友人などにうまく甘えられない、自責の念が強い人も考えすぎる傾向にあります。
もし、あなたが下記のどれかに該当するのなら、周りから考えすぎる人だと思われているかもしれません。
恋人や周囲の人に甘えられない
自分の力で何とかしなければ、と思っている女性が多く、恋人にもうまく甘えられません。
そのため、彼氏からは「愛嬌がない」「可愛げがない」と思われてしまう可能性があります。
また、職場では周りの評価を常に気にしてしまうため、人に頼ることができません。
人に頼ることで自分の評価が下がってしまうのではないか、迷惑をかけてしまうのではないかと考えてしまうのです。
人は1人で生きることはできない生き物です。
自分だけではどうしようもないときは、周りの人に頼るのも上手な生き方ではないでしょうか。
もっと気楽に考えてみましょう。
悲観的になる
どんなことに対しても、悪い結果を想像してしまいます。
恋人ができても、いつも「嫌われるのではないか」「本当は別れたいのではないか」など考えてしまうことがあります。
仕事でも、うまくいくことより悪い結果になることを想像してしまうため、思い切ったことができません。
慎重になりすぎてしまい、結局仕事が遅くなってしまうこともあると考えられます。
悲観的であることを自覚しているのなら、まずはそこから見直してみるとよいかもしれません。
仕事や恋愛で失敗しても死ぬわけではないので、もっと楽観的に考える癖をつけてみましょう。
自責の念が強い
責任感が強すぎる人だと、自責の念も強い傾向にあります。
そのため、何かあったときはすぐに自分のせいだと考えてしまい、落ち込んでしまいます。
人間生きていればさまざまな失敗をするものです。
そのたびに自責の念に駆られていては、精神的に持ちません。
精神的な負担がどんどん大きくなってしまい、最終的には何もかも嫌になってしまう可能性があります。
責任感が強いのは立派なことですが、そこまで肩ひじを張る必要はないでしょう。
もっと肩の力を抜いて、気楽に生きることも考えてみてはいかがでしょうか。
周囲の人への気遣いが強すぎる
周りからどう見られているか、どのように評価されているかを気にしているからです。
細かいところにも気配りができ、常に気遣いを欠かさないため、周りからは素晴らしい人と評価されることもあるでしょう。
職場でも気配りや気遣いを欠かさないため、できる人と評価されるかもしれません。
しかし、あまりにも気遣いが強すぎるため、人によっては違和感を抱いてしまうこともあるでしょう。
気遣いができるのは素晴らしいことですが、周りの目ばかり気にしていると疲れてしまいます。
もう少し肩の力を抜いてみましょう。
行動力が乏しい
失敗したらどうしようと考えているため、思い切った行動をとることができません。
思い立ったらすぐ行動に移すこともできず、せっかくのチャンスをムダにしてしまうこともあります。
また、過去に大きな失敗をしているケースだと、それがトラウマになっているかもしれません。
苦すぎる思い出があるため、思い切った行動ができないのです。
恋愛においても、行動力がないため気になる人にアプローチができません。
悩んでいるうちに、ほかの女性にとられてしまう、といったことは十分考えられるでしょう。
考えすぎる人が損する理由
考えすぎる性格が決して悪いわけではありませんが、今後の人生において損をしてしまう可能性はあります。
もし、幸せで快適な人生を送りたいと考えているのなら、考えすぎてしまう自分からの脱却を図りましょう。
ここでは、考えすぎる人が損をしてしまう理由をご紹介します。
ストレスが増える
ちょっとしたことでも深刻に受け止めてしまうため、ストレスを溜めやすい傾向にあります。
適当に受け流す、妥協するといったことができず、どんどんストレスを溜め込んでしまうこともあるかもしれません。
ストレスが溜まると、心身ともに悪影響を及ぼしてしまいます。
些細なことでイライラして、周りの人に八つ当たりしてしまう可能性もあるでしょう。
仕事では集中力が続かず、小さなミスを繰り返してしまうかもしれません。
たとえ小さなミスでも、頻繁に繰り返していると、評価が下がってしまう恐れがあります。
また、ストレスが原因で肌荒れなど、肌トラブルに悩まされるかもしれません。
チャンスを逃す
チャンスが巡ってきたときは、積極的に捕まえにいかなくてはなりません。
しかし、考えすぎてしまう人は、思い切った行動がとれないため、目の前に巡ってきたチャンスをみすみすフイにしてしまいます。
うまくいくはずだった恋愛でも、すぐにアプローチしなかったばかりに、ほかの女性にとられてしまうかもしれません。
仕事でも、自分の手柄になるはずだった案件を後輩や同僚に奪われてしまう恐れがあります。
人生で成功している方の多くは、チャンスが巡ってきたらすぐ行動して掴んでいます。
時には考える前に行動することも大切なのです。
失敗の経験を生かせない
人は、失敗を重ねることで成長するといわれています。
たくさん失敗をすることで、それを今後の人生に活かせるからです。
しかし、考えすぎる人の場合は、過去の失敗経験がトラウマになっており、成功につなげることができません。
失敗を活かそうと考えるのではなく、なるべく関わりたくないと思ってしまうのです。
いつまでも過去の失敗にとらわれていると、自分の可能性を潰してしまいます。
過去の失敗を乗り越え、経験を活かすことで人生を切り開くことができるでしょう。
いつまでも過去の失敗にとらわれすぎないでください。
自分優先で考えられない
他人の意見を尊重してしまうため、自己主張ができない傾向にあります。
本人としては自己主張したいと考えていても、周りの目や評価を気にしてしまうため、他人の意見を優先してしまうのです。
それ自体は決して悪いことではなく、むしろ素晴らしいことといえるでしょう。
しかし、いつも周りの意見ばかり優先していると、自分の伝えたいことを伝えることができません。
自身の幸せを逃してしまうことにもつながるので、ときには自己主張をすることも大切です。
周りの意見も尊重しつつ、自らの想いも口にできるようになりましょう。
頑固な人と思われてしまう
考えすぎる人は、自分の殻に閉じこもってしまう傾向にあります。
そのため、周りの人たちから、頭の固い頑固な人だと思われてしまうかもしれません。
協調性がないと思われ、周囲から浮いてしまうことも考えられます。
職場でも浮いてしまい、周りとうまくコミュニケーションがとれなくなるかもしれません。
頑固で協調性もない人だと認識されると、交流してくれる人も少なくなります。
なるべく関わらないほうがいい、と思われてしまい、周りから人が去っていくかもしれません。
気が付いたら孤立していた、といったことになる可能性もあります。
時間を無駄に使ってしまう
そこまで考える必要のないことに時間をかけてしまいます。
時間を有意義に使えないため、やりたいこともできないかもしれません。
時間は無限にあるわけではなく有限です。
人が生きられる時間は限られているため、時間は有意義に使わなくてはなりません。
ときには時間をかけてじっくりと考える必要もありますが、その逆もあります。
無駄な時間を過ごさないよう、じっくり考えるべきことなのかどうかを考えてみるとよいかもしれませんね。
考えすぎないようになれば、時間を有意義に使え、より人生を楽しむことができるでしょう。
他人の良さに気づけない
自分1人で考え込んでしまうことが多いため、他人と意見交換をしにくい傾向にあります。
すべて自分で考えて自己完結してしまうため、他人の良さや能力なども見えなくなってしまいます。
もし、職場で人を管理する立場にあるのなら、致命的な弱点となるでしょう。
部下の良いところやスキルを見出すことができないため、適材適所に配置することもできません。
どのように仕事を割り振ればいいのかもわからなくなります。
恋愛においても、相手の本当の魅力に気づくことができず、恋が発展しない可能性があります。
考えすぎる癖を改善するコツ
考えすぎる性格だと、さまざまな損をしてしまうことが理解できたのではないでしょうか。
今までもたくさん損をしてきたことと考えられますが、このままだと今後の人生でも損ばかりしてしまう可能性があります。
考えすぎる癖は、ちょっとした意識の変化や気持ちの持ちようで改善できます。
ポイントを押さえ、考えすぎる癖からの脱却を図りましょう。
考えすぎの性格を認める
自分を変えるためには、今の自分について知る必要があります。
あなたとしては、考えすぎる癖があることを認めたくないかもしれませんが、自分を変えるためにはそこからスタートしなくてはなりません。
まずは、自分のことを客観的に見つめてみましょう。
普段から考えすぎることがありませんか?
また、周りの人から考えすぎるといわれたことはないでしょうか。
考えすぎる癖があることを認めたら、あとは改善するために行動を起こすだけです。
改善のための行動を起こすためにも、まずは今の自分をきちんと理解しましょう。
考えるだけでなく行動する
思慮深いのは素晴らしいことですが、考えるだけで終わっていませんか?
もしかすると、あなたは行動を起こすことで失敗してしまうと思っているかもしれません。
しかし、逆に行動を起こしても何も起こらない、むしろうまくいく可能性もあるのです。
これからは、考えるだけでなく行動に移す癖をつけてみましょう。
行動に移す癖をつければ、チャンスも掴みやすくなります。
仕事や恋愛でも巡ってきたチャンスをしっかり掴みやすくなり、幸せを手に入れられるかもしれません。
「何とかなるか」と軽く考えて、積極的に行動してみましょう。
素直になってみる
素直になれば、自己主張もしやすくなります。
これからは、自分の言いたいことややりたいことは、なるべく我慢しないようにしてみましょう。
もちろん、最初はうまくいかないかもしれません。
今までのように、周りの意見を優先させてしまうかもしれませんが、そこは気持ちの持ち方ひとつです。
あなたが素直になって主張をしたとしても、周りの評価は大幅には変わらないでしょう。
むしろ、あなたに対して好感を抱いてくれるかもしれません。
人とのコミュニケーションもとりやすくなり、友達が増えるかもしれませんよ。
時間制限を設ける
今日は徹底的に考えるけど明日は考えないなど、制約を設けてみましょう。
こうすれば、ダラダラと時間を無駄に使うことも少なくなります。
また、1回あたりの考える時間に制限を設けるのもおすすめです。
ちょっとしたことでもじっくり考えすぎてしまうといった人には、特におすすめかもしれません。
1回あたり10分までしか考えない、と制限を設けてみましょう。
そうすることで、よりよい考えがスピーディに思い浮かぶようになるかもしれません。
10分の中でいくつかの選択肢を用意し、時間をオーバーするようならその中から最善の選択をしてください。
負のループを断ち切る
あれこれと考えすぎてしまうと、どんどん負のスパイラルに陥ってしまうことがあります。
こうなると、何をしてもうまくいかなくなり、やがて自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。
思考もネガティブになってしまい、物事を悪いほうにばかり考えてしまう恐れもあります。
ネガティブ思考だと、性格も暗くなり、あなたの周りから人が離れていく可能性もあります。
自分の中で負のループを断ち切るイメージを作ると、悪いスパイラルから抜け出せるかもしれません。
まずは、負のループを断ち切るイメージを自分の中に描いてみましょう。
完璧にやろうとしない
完璧にやろうとすると、考えが長時間に及んでしまうことがあります。
完璧主義者の人だと特にこの傾向がありますが、世の中に完璧な人間は存在しません。
まずは、この世に完璧な人間はいないことを認識しましょう。
完璧を目指すことは決して悪いことではありませんが、それにどのような意味があるのかも考えるべきです。
あなたの完璧にしたいとの想いは、ただの自己満足である可能性も高いのです。
ときには妥協したほうがよいことも、世の中にはたくさんあることを理解しましょう。
考えていることをノートに書く
頭の中で考えていると、考えがまとまらないものです。
新しい考えが浮かんでは消えてしまうため、さっきまで何を考えていたのかと、堂々巡りになることも少なくありません。
考えをノートに書き出すと、客観的にとらえられるため、まとまりやすくなります。
短時間で考えをまとめられるため、長々と考えすぎてしまうことを回避できるのです。
普段からよく考えすぎてしまうのなら、日ごろからノートを持ち歩くとよいかもしれません。
ノートを持ち歩くのが面倒なら、スマホのメモ機能などを使うのもおすすめです。
深呼吸してみる
ストレスが溜まっていたり、不安な状態が続いたりすると、考えがまとまらなくなることがあります。
深呼吸すると、リラックスできるので頭の中もクリアになり、考えがまとまりやすくなります。
特に、マイナス思考に陥っているときは、何でも悪いほうへと考えてしまい、余計にストレスになるものです。
いつもネガティブなことばかり考えてしまう、そのような人こそ、日々の生活に深呼吸を取り入れてみましょう。
また、瞑想をするのも同じくらいおすすめです。
瞑想すると、頭の中がクリアになり集中力も高まるので、考えがまとまりやすくなりますよ。
運動してみる
人が何かを考えるときは、左脳を使っています。
特に、長時間考えるようなときには左脳をフルに使っているのですが、あまりにも左脳ばかり使うと疲労が溜まりやすくなるといわれています。
左脳と右脳、バランスよく使うと疲労が軽減され、疲れにくくなるのです。
右脳は運動をするときに使われるため、日々の生活で体を動かしてみましょう。
普段あまり運動しない人がいきなり体を激しく動かすと、ケガをしてしまう可能性があるので、まずは散歩から始めてみてはいかがでしょうか。
テニスやボルダリングなど、体を動かせる趣味を見つけるのもおすすめです。
他人に思いを打ち明ける
自分だけで考えていても、いつまで経っても答えが出ないことがあります。
同じことを何度も考えてしまい、長々と考え続けてしまうのです。
このままだと状況は変わらないため、いっそのこと周りの人に打ち明けてみてはいかがでしょうか。
家族や友人など、信頼できる人に考えや思いを打ち明けてみましょう。
もしかすると、周りの人たちから答えがもらえるかもしれません。
納得できる答えがもらえなくても、最適解を導き出せるヒントが見つかる可能性はあります。
たまには周りの人も信用して、考えや思いを話してみましょう。
考えすぎるのを直したいなら日ごろから意識してみよう
考えすぎること自体は悪いことではなく、それが功を奏することもあります。
しかし、度がすぎてしまうとさまざまなリスクやデメリットを負う可能性もあるため、注意しなくてはなりません。
考えすぎる性格を直したいのなら、まずは日々の生活で意識することから始めてみましょう。
日ごろから注意していれば、考えすぎる性格は改善できます。
ここでお伝えしたヒントも参考に、考えすぎてしまう自分からの脱却を図ってみましょう。
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