【リアル給与明細】42歳、看護師。まじめに働いていても老後が心配

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【42歳 看護師】

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sino
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2024.03.05

【リアル給与明細】42歳、看護師の場合

看護師明細

プロフィール

42歳、女性
看護師

▼現状
民間病院の療養型病棟勤務。二交代で夜勤あり。
労働時間は月134時間、残業はほぼなし。
ボーナスは40万円弱。

【相談内容】将来、必要な貯金額の目安がわからず不安です……。

解説するのは……

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

GOODポイント

質問者さんの年収は、ボーナスを入れて約510万円

夜勤ありで働く看護師の平均年収は約480万円なので、質問者さんの年収は平均よりも高い水準です

*……参考https://www.kango-roo.com/km/find/index/employed:yj/

各種手当もしっかり支給されていて、現在の職場ではお給料面で優遇されていると言えそうですね。

将来必要なお金は計算できる?

少し前に老後2000万円問題が騒がれましたが、令和6年現在では本質的に意味がなかったといわれています。

*……参考https://gentosha-go.com/articles/-/50253

では、いったいいくら貯金があれば、老後安心して生活できるのでしょうか?

お金のニュースでよく議論になるこの問題ですが、実は正解の金額はありません。
なぜなら、たとえ1億円の資産があっても毎年1,000万円使えば10年で貯蓄はなくなってしまうからです。

逆に言えば、たとえ貯蓄がわずかでも、収入の範囲内で身の丈に合った暮らしができれば、お金に困ることはないと言えます。

収入の8割で生活する癖をつければ老後は安心

老後のお金について考えるときに一番大切なことは、『貯金をすること』よりも『収入の範囲内で暮らすこと』です。

具体的には、収入の8割で暮らすことができれば、資産が枯渇することはありません。

現役で働いている今も、年金暮らしになった将来も、そのときの収入の8割で暮らす癖をつけましょう

残り2割を貯金や投資にまわせば不意な出費に対応できるので、安心感が増しますよ。

sino's アンサー『身の丈に合った生活を癖づけてお金の不安がない人生を送って』

今回のアドバイスのポイントは『身の丈に合った生活を癖づけて、お金の不安がない人生を送って』です。

宝くじが当たった人が数年でお金を失ってしまうという話は有名ですよね。
身の丈に合った使い方ができなければ、いくらお金を貯めても結局は足りなくなってしまいます

今のうちから収入の8割で生活する癖をつけることで、お金の心配のない生活を手に入れましょう。

何もかも節約するのではなく、自分の満足度の高いところにはしっかりお金を投下して上手にお金を使うことも人生を楽しむポイントですよ。

まとめ

・質問者さんの現在の収入は、平均より高め。

・将来必要になるお金は算出不可能。

・収入の8割で生活する癖を身につけてお金の不安をなくそう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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