元宝塚歌劇団の人気男役スター美弥るりか

元宝塚人気スター・美弥るりかの今、こだわりの美容論も【interview】

Lifestyle

宝塚歌劇団の人気男役スターとして活躍した美弥るりか(みやるりか)さん。今の職業を「ジェンダーフリーな表現者」と語る美弥さんは、退団後はYouTubeなどSNSを通しての発信も積極的にされ、おしゃれな世界観に注目が集まっています。今回は3名のみで表現する会話劇『ビューティフル・サンデイ』の公演を前に、改めて宝塚時代の自分と今の自分についてのお話や、舞台の難しさや魅力、これからの展望について聞きました。

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2024.07.17

退団後の変化

元宝塚歌劇団の人気男役スター美弥るりか

————退団から早5年、「宝塚時代の自分」と「今の自分」に違いはありますか?

表現する心というのはあまり変わっていないです。というのも、私は(宝塚音楽学校時代から数えると)17年間男役をやってきたんですが、無理している感覚は全くなくて、1つの“人間”として捉えて演じてきたんです。どんな性の役であろうとも、自分が可能な限りこれからも演じたいなと思っています。もちろん、歩き方や、所作や、目線の送り方などは男性役と女性役で大きく違うのでそういった難しさはありますけどね。私が退団した後というのは、ちょうどLGBTQの色んな気持ちを持ってる方が少しずつ自由に表現できる時代が始まってきた頃だったので、時代に助けられて、私も“ジェンダーフリーの表現者”というのが言えました。

ただ、生活の環境が変わったことは大きな違いです。これまで稽古は全部兵庫県宝塚で行っていて、東京公演のときだけ上京する形だったのですが、東京に住むというのは自分としては全く新しいことでした。電車も分からないことが多くたくさん迷いましたけど、乗り始めた頃は人間観察が楽しくて、こういう役あったら面白そうとか、ああいう役絶対いるよなとか思いながらみていましたね。

————セルフプロデュースのこだわりやコツを教えて!

元宝塚歌劇団の人気男役スター美弥るりか

宝塚時代は宝塚専門雑誌などのインタビューや撮影が毎月のようにあるんですけど、表紙撮影以外は基本的にスタイリストさんやメイクさんがいないので、全部自前なんです。舞台メイクも自分なので、“セルフプロデュースしないと個性が放てない”という世界。なので、“自分にどんなことが似合うんだろう?”ということや、“周りと違うものを表現して、どうやって人の目につくか”というのは常に考えていました。

退団後、SNSを始める時も、それぞれのメディアにどんな特性があるのかは本を読んで勉強しましたし、こういうものは発表したいけど、こういうものは出したくないとか、そういうのは意外としっかり計算しますね。

セルフプロデュースのコツでいうと、数多く見ることなんですけど、ただ見ても意味がないので“私はこの人っぽくやりたい”というのをまず最初に決めること。そうやって目標を決めて走っていく中で自分なりの個性が見つかってくると思うので、それを貫くのがいいと思います。

————“美弥流美容“の極意は?

肌荒れした時はすぐに皮膚科に行く。吹き出物ができた時はその箇所にニキビ注射みたいなものを打ってもらって、ニキビ用の化粧水やクリームをその部分にだけ付けるなど……。美容はすごく好きで、先日韓国に行った時は飲むエルメスと言われているorthomol(オーソモール)や、パックなど色々な美容グッズを買いました。

あとは、食事ですね。宝塚時代は忙しくて全く料理をしなかったんですけど、退団してちょうどコロナ禍になったタイミングで料理をするようになったんです。今まではどうにか痩せないように、とにかく高カロリーなものを摂っていたんですけど、自分と向き合うことによって食べ物1つとっても何が好きで苦手なのかも分かったし、体への栄養バランスを考えるようになりました。軽くジムに行ったり、夜の浮腫をとるためにローラーで毎晩マッサージしたりもしています。

初挑戦、プロデュース&出演の舞台

————舞台『ビューティフル・サンデイ』 に挑戦する中での困難や、見どころは?

元宝塚歌劇団の人気男役スター美弥るりか

舞台『ビューティフル・サンデイ』は、3名の役者だけで繰り広げられる会話劇。

“3名のみ”という繊細で濃厚な芝居は、例えば1人の演技がいつもと少し違うだけで、他の2人がモロに影響を受けて全く違うものに変わっていくんだなというのをすごく肌で感じています。なので、“自分は今日こんな風に演じてみたいな”なんて決めない方がいいんだなと思いました。素直に相手の気持ちをキャッチして、その時感じたことが自然に口から出て、お互いにいい影響をし合えれば、お客さまの心にダイレクトに届くんじゃないかなと。ついつい“自分がこうやりたい”というのが出てきてしまうので、難しいんですけど、自分の中でも大きな挑戦だなと思って、今は心に鎧を付けない状態でやっています。これまでの、演者が多くて歌があるようなお芝居と全然違いますね。

見どころは……今まで私を応援してくれている人にとっては見たことない姿だと思うので、新鮮だし、びっくりすると思います。でも、最後には最初の衝撃がなかったかのように自身の人生と重ねて、辛かった感情とかが少しでも浄化されて、帰りには温かい気持ちになってもらえればいいなと。

————今後の目標や夢を教えて!

元宝塚歌劇団の人気男役スター美弥るりか

今回、舞台プロデュースの機会をいただいたのですが、今後は舞台だけでなく、自分のセルフプロデュース力を通じて良いと思うものを届けていきたいと思います。今までも漠然と思っていたんですけど、美容も好きなので、4MEEEの読者さんのような女性に対する素敵なものも何か発信できたらいいなと思います。目標ですね。

プライベート面での目標は……なんだろうな。全部仕事に対することになっちゃうんですけど、最近DJを始めたんです。私は行動に移すまで時間がかかるタイプなんですけど、やってみると何歳になっても挑戦できるっていいなと思いましたし、誰かに何か迷惑をかけていなければ全然挑戦していんじゃないかなと思えたので、自分の中ではすごく大きい出来事でした。1人旅も国内では挑戦できたので、次は海外に行ってみたいですね。1番行きたいのはスイスです。

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しなやかで柔らかい雰囲気を持ちながらも、その中にあるブレない芯が感じられるのが、美弥さんの魅力。それはしっかりと自分に向き合い、考えた上で、自分の進むべき道を決めて歩んでいるからなのではないかと感じられました。 

美弥さんが共演者と作り上げた、コメディタッチに描く舞台『ビューティフル・サンデイ』は、2024年7月25日(木)〜六本木トリコロールシアターにて。人間の繊細な心理をついたワンシチュエーション会話劇をぜひ見届けてくださいね。

◆舞台『ビューティフル・サンデイ』
日時:2024年7月25日(木)〜8月4日(日)
場所:東京都港区六本木6-8-15 六本木トリコロールシアター

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Photo & Write : Mizuki
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