【リアル給与明細】24歳、リハビリ職の場合
プロフィール
24歳、女性
入院患者、施設入所者、通所利用者へのリハビリテーション提供
▼現状
労働時間は月176時間程度、残業なし。
ボーナスは年40万円。
給料は妥当だと思うが、間接業務が勤務時間に含まれないのが不満。
【相談内容】いずれフリーランスになりたいです。社保完備の非常勤と業務委託を並行したいと考えています。金銭的なリスクを考えると正社員でなくなることが不安です。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
正社員の立場を手放すのはリスクが高い?
質問者さんは、正社員の立場を手放すことに不安を感じているのですね。
結論から言えば、正社員の立場を手放すことはそれほどリスクの高い行為ではありません。
なぜなら、正社員で働いていても雇い主の都合で減給されたり仕事がなくなったりする事態は充分に起こり得るからです。
要は、仕事するうえで発生するさまざまな問題の解決を「会社に任せるか」「自分で解決するか」の違いです。
どちらの選択が自分に向いているのか、よく考えてみてくださいね。
取れるリスクの範囲を決めることが大切
質問者さんが会社員以外の道を選ぶときに大切なのは、自分の取れるリスクの範囲を決めることです。
非常勤や業務委託などの雇用形態は、正社員と比べると収入がぐっと上がる可能性がある一方、突然仕事が減ってしまうリスクもあります。
リスク回避のためには、生活防衛費を貯めておくことがおすすめ。
一定の収入がある程度保証されている正社員のうちに、最低生活費の1年分を貯金しておきましょう。
貯金があれば、収入がまったく無くなったとしても、1年間は生活に困ることなくチャレンジを続けられますよね。
いずれフリーランスとして開業する際も、「このお金が無くなるまでは大丈夫」と思えるくらいの一定額の生活防衛費を貯めておくことが大切です。
逆に言えば、あらかじめ決めておいた金額以上を事業に入れてしまわないこと。
この線引きができていれば、大きな痛手を負うことなくチャレンジできますよ。
sino's アンサー『チャレンジは自分が取れるリスクの範囲内で』
今回のアドバイスのポイントは『チャレンジは自分が取れるリスクの範囲内で』です。
正社員という立場を手放すことは、一見とてもリスクの高い行為に感じられますが、自分のリスク許容度を知って、その範囲内で挑戦をする限りはそれほど危険なことではありません。
リスクの範囲内でフリーランスとしてチャレンジしてみて、上手くいかなければ再度正社員として働くのもいいでしょう。
いろいろな働き方を模索して、質問者さんらしい働き方ができる道を見つけてくださいね。
まとめ
・正社員とフリーランスのどちらにもリスクはあります。自分の適正に合った働き方を選びましょう。
・生活防衛資金を用意して、自分の取れるリスクの範囲内でチャレンジしてみて。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。